FX自動売買とは?自動売買のメリットデメリット

FXトレードは高度なスキルがないと勝てないと思っている方でも、最近では自動売買トレードにて高度なスキルをそのまま自分のトレードに導入することが可能です。自動売買の多くは、勝率が高いトップトレーダーが巧妙なテクニックでストラテジーを作成しています。

どうしても勝てないと悩んでいる方、忙しくてトレードの時間がとれないともどかしい思いをされている方は、自動売買を利用することで半分は放置しておいてもFXで稼ぐことができるのです。FX自動売買にも様々なタイプがあって、トレードに自信がある方は自分でストラテジーを作成することもできます。

自動売買の存在は知っていても、具体的にどのようなトレードなのか疑問に思う方は多いでしょう。

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今回は、そもそもFX自動売買とは何なのか、特徴や仕組み、自動売買の種類やメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ぜひ参考にして下さい。

FX自動売買とは?

FX自動売買とは?

FX自動売買とは

その名称からも分かるように自動で取引をしてくれるシステム・プログラムのことです。システムトレードと呼ばれることもあります。

自動売買は、自動売買を提供するFX口座にて利用できます。各自で利用するトレードプラットフォームに自動売買を起動させることで使えるようになります。

自動売買の概要・歴史

自動売買がFX市場に登場したのは1990年頃で、最初は為替相場を分析ツールとして一部の大手証券会社や企業の取引にて活用されていました。徐々に分析結果がそのまま注文に反映されるようになり自動売買の原型のようなものができていきます。

その後2000年代に入ってから、PCの普及とともに一般投資家の間でも自作で売買プログラムを作成する人達が増えていきます。IT技術の進化によって、容易にプログラミングができるようになったことから、幅広い層に使われるようになりました。

2010年に国内初の自動売買が登場

国内で自動売買が初めて登場したのは2010年、海外から上陸した「ミラートレーダー」と呼ばれる自動売買です。当初はインヴァスト証券にて初めて導入されました。「ミラートレーダー」を皮ぎりに、国内でも様々なタイプの自動売買が提供されるようになったのです。

インヴァスト証券は自動売買の老舗系のFX会社として有名で、現在では「ミラートレーダー」をはじめ、「「トライオートFX」など多彩な自動売買サービスを提供しています。インヴァスト証券の詳細はこちらから

FX自動売買の特徴・仕組み

自動売買プログラムを作成・設定するのは人間ですが、データ化されたプログラムがトレードしてくれる仕組みになっています。トレードするのは人間ではなく自動売買に組み込まれたトレード条件・設定に沿って売買が行われていきます。

プログラムさえ起動させておけば24時間、FX市場が動き続けている間ずっと休みなくトレードしてくれます。言い換えると、機械トレード・トレードマシーンのようなものですね。

自動売買プログラムのトレードの条件・設定は、例えば、

  • ドル円が110.50円まで上昇したら売り
  • ドル円が108.10円まで下がったら買い
  • 20pips上昇したら売り
  • 20pips下降したら買い
  • 30pipsずつで売買を繰り返す

などのトレード・ストラテジーがそれぞれ組み込まれています。どんなトレードの設定になっているかは作成者によって異なります。

なかなか自分で勝てないと悩んでいる方や、忙しくて時間がないけどトレードしたい方、自動注文設定で効率よく稼ぎたい方などにおすすめのトレード手法です。

選択型と設定型

自動売買にもいくつか種類があって、トレードの条件設定を自分で行うものと、他人が作成した自動売買ストラテジーが選択できるものなど様々なタイプの自動売買があります。大まかには、選択型と設定型と2つのタイプに分かれます。

  • 選択型 → ストラテジーリストから利用したい自動売買を選択するタイプ
  • 設定型 → 各自で自動売買の設定を行うタイプ
基本的には成績優秀な投資家が作成したものを、ユーザーが複数のストラテジーから選択するタイプが主流です。簡単に注文方法が設定できる自動売買が利用できるFX口座も増えてきていて、最近では徐々に注目されています。

手数料

自動売買の手数料は無料のものと有料のものがあります。

無料の場合は「投資助言報酬」と呼ばれる手数料がスプレッドに上乗せされているケースが多くなります。手数料が有料の自動売買に比べるとスプレッドが広めに設定されているのが特徴です。

有料の場合は、スプレッドとは別で手数料が課金されるためスプレッドは狭めになる傾向にあります。自動売買の手数料を見る時は、スプレッドと別途で課金される手数料がどうなっているのかを確認します。

  • 手数料無料 + スプレッドが広め
  • 手数料有料 + スプレッドが狭め

どのタイプを選んだとしてもトータル的なコストはそこまで大きな差はないのが特徴で、1,000通貨あたりで往復40円~50円ぐらいが相場です。

中には、シンプルな自動売買で格安・完全無料で使えるものや、MT4などの高度なストラテジーで高額になる自動売買もあります。

どんな自動売買がある?

どんな自動売買がある?
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では具体的にどんな自動売買があるのか、自動売買の種類を詳しく見ていきましょう。

自動売買の種類

自動売買は細かく分類すると以下の4種類があります。

  1. リピート型
  2. 選択型
  3. 設定型
  4. プログラム型

1.リピート型

1.リピート型
リピート型は、一定の注文条件を繰り返してくれるタイプの自動売買です。発注型とも呼ばれる自動売買で、注文機能の一環として使える場合もあります。

値幅を設定するだけなので操作は簡単。注文の設定はランキングやリストから選択できるものもあります。裁量トレードの手間を省きたい方におすすめの自動売買です。選択できるリピート注文は初心者にも取り組みやすくはなるものの、値幅の判断が必要となるため、ある程度の裁量トレードの経験があった方がよいです。

「値幅70pips」で設定すると「ドル円107.50で買い」「ドル円108.20で売り」というように、そのレートに相場くるたびに自動でトレードを繰り返すことができます。レンジ相場のように一定の値幅で推移する時に有効な方法で、放置しておいても一定の利益を重ねていけます。

代表的なリピート型自動売買

2.選択型

2.選択型
選択型は、他者が作成した自動売買のストラテジーをリストから選択するタイプの自動売買です。成績優秀な上級トレーダー達が作成したストラテジーを選ぶことができます。

選択型ならまさに、リストから選択するだけで自動売買が起動できますので、初心者にうってつけの自動売買です。利用する海外FX業者によって、選択できるストラテジーの数が異なります。数100種類~数1000種類のストラテジーが用意されていて、各ストラテジーの取引履歴や成績が確認できるようになっています。

選択型の王道は「ミラートレーダー」で、インヴァスト証券、セントラル短資で提供しています。他にも、近年になって多彩なタイプの選択型自動売買が登場しています。また、MT4・MT5でもEAと呼ばれる自動売買の利用が可能です。

代表的な選択型自動売買

3.設定型

3.設定型
設定型は、特定のルールに基づいて自分でトレード条件・注文の設定が行える自動売買です。インジケーターを目安にしたり、独自の戦略に沿ったストラテジーが作成できます。

裁量トレードの実績がありトレード戦略が確立している投資家におすすめの自動売買です。中級者以上の方で、トレードの手間や時間を削減するために活用することができます。設定画面にて各項目に入力していくだけなので、プログラミングがわからなくてもオリジナルの自動売買でトレード可能です。

作成のガイドも用意してあり、バックテストやシュミレーションを行いながらストラテジーの最適化が計れる設定型もあります。

代表的な設定型自動売買

4.プログラム型

4.プログラム型
プログラム型は、プログラム言語を用いて自分で自動売買ストラテジーを作成する方法です。

この方法は通常のFX会社のトレードプラットフォームでは対応できません。MT4・MT5など特定のトレードプラットフォームにて利用できる機能です。

MT4・MT5では、EAと呼ばれる自動売買が選択型で利用できるのが特徴ですが、他にも、EAが自分で作成できるプログラミング機能が搭載されています。「MT4はMQL4」「MT5はMQL5」というプログラム言語を使って作成できます。

MT4・MT5が使えるFX会社
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というように、それぞれのレベルや要望に合わせた自動売買をトレードに活用することができます。

初心者の方は選択型またはリピート型がおすすめ。中級者以上の方はリピート型か設定型で、トレードの手間が省けます。上級者でプログラミングの知識がある方はプログラム型にチャレンジするのもありですね。

自動売買のメリット

自動売買のメリット

自動売買が利用できるFX会社は最近では増えてきています。それだけ、人気があるということですが、ここでは自動売買のメリットを見ていきましょう。

初心者でも上級レベルのトレードが実現!

自動売買の大きなメリットの1つは、初心者でトレードスキルがなくても上級レベルのトレードが実現できることです。

選択型の自動売買ストラテジーでは、上級者で成績優秀な投資家のストラテジーが幾多とあります。ミラートレーダーなど、大規模な自動売買になると世界中のストラテジーから選択できます。ランキングから選ぶことが可能なので、勝率が高いトレードを厳選して選ぶことも可能です。

放置しておいてもトレードできる!

学生やサラリーマン、主婦の方などはFXトレードできる時間が限られていますいます。仕事や学校、家事に育児、どんなに忙しい時でも自動売買なら放置しておいても、勝手にトレードしてくれます。

定期的に運用状況をチェックする必要があるので、100%完全に放置するのは推奨できませんが、放置しておいてもFXトレードの利益が狙えることが魅力です。

24時間トレード機会を逃さない!

すでにFXで実績がある投資家でも、裁量トレードの一環として自動売買を併用することも可能です。どんなにFXに時間が使えるとしても、24時間つきっきりでチャートを見ているわけにはいきませんよね。

リピート注文や設定型自動売買で、寝ている間や外出時でも自動で24時間トレードしてくれることです。FX市場は土日以外は24時間休みなく動いています。トレードの時間や手間を省きながらも、トレード機会を逃さずにしっかり稼ぐことができます。

精神面で余裕ができる!

今なら「売り」か「買い」か、それとも「待ち」か、FXトレードでは判断に悩み精神的ストレスを抱えることも少なくありません。「この後、上がるかもしれない」「しばらく下降が続くかもしれない」と心配しながら時間を過ごすのは、かなりストレスになります。

自動売買を利用すれば、あらかじめ設定したルールやレートに沿って自動で売買してくれますので、相場のことをそこまで気にする必要がなくなってきます。精神的ストレスが低減されて、気持ちに余裕ができることもメリットなのです。

トレードスキルが向上する!

選択型の自動売買でトレードを任せきりにするとしても、どんなトレードをしているのか取引履歴を見て勉強することが可能です。リピート型、設定型でも、値幅やエントリー・エグジットのタイミングを計る勉強になります。

自分で自動売買を作成する場合であっても、各自のトレード戦略を見直し改善する機会となります。自動売買に取り組むことが、FXのトレードスキルを磨くきっかけとなり得るのです。

自動売買のデメリット

自動売買のデメリット

自動売買の利用にあたってはデメリットもありますので、確認しておきましょう。

必ず勝てるわけではない!

自動で勝手にトレードしてくれて利益が出せる自動売買は、何とも頼もしいトレード手法となりますが、確実に勝てるかというとそうではありません。

選択したストラテジーや、各自の設定方法によっては、市場の動きとマッチせずに損失を出すリスクもあるのです。従って、100%完全に放置しておくのは非常に危険です。時々は運用状況をチェックして、このまま起動させておくか停止するか、部分的に変更するかなど判断することも大切です。

自動売買の使い方・操作を覚える必要がある!

自動売買は確かに楽々と簡単にトレードする方法として注目されていますが、ストラテジーを選択・設定するまでに多くの時間や手間がかかる場合もあります。

まずは、自動売買ツールの使い方、起動方法、設定方法、起動・変更・停止など色々と学ばなくてはなりません。通常の裁量トレードなら、トレードプラットフォームの使い方を覚えればトレードが開始できますが、自動売買はそこからさらにツールの使い方・操作方法をマスターする必要があり、覚えるまでは大変かもしれません。

FXを勉強しなくなる可能性もある!

選択型自動売買の場合は、全くFXのことがわからなくてもトレードができてしまいます。ストラテジーを選ぶだけで勝てるわけですから、ともすると、FXの勉強をしなくなる人もいるでしょう。

いくら選択型でFXトレードをするといっても、ストラテジーを見極めるためにも多少の知識があった方が有利です。せっかく上級者のストラテジーが学べるのですから、選択型の自動売買でも少しずつでもFXを学ぶようにしましょう。

トレードコストがかかる!

自動売買は、スプレッドに手数料が上乗せされているか、もしくは別途で課金されるかのどちらかになります。手数料が無料の場合でもスプレッドが広めの設定になっているので、実質は手数料を払っているのと同じです。

通常の裁量トレードに比べると、トレードコストが高めにかかることがデメリットだといえます。

ファンダメンタルの要素は考慮できない!

自動売買の最大の欠点は、リアルタイムでファンダメンタルの要素を考慮することができません。あらかじめ組み込まれたプログラム通りにしが売買できない仕組みになっています。

基本的に相場は、テクニカルとファンダメンタルの双方から動いていきます。とくに、重大なニュースや経済指標の発表があった時には、急激な為替変動が起こりやすくなります。自動売買だからと放置しておいたがゆえに、そのような稼ぎ時・危険な時を見過ごしてしまうこともあるのです。

まとめ

まとめ

初心者でも、FXのことがよくわからなくても、上級レベルのトレードが実現できる自動売買。選択型なら選ぶだけなので手軽に始めることが可能です。トレードに自身がある方は設定型やリピート型を活用して、裁量トレードに役立てることができます。

しかし、半ば放置状態であっても利益が得られる一方では、必ず勝てるとの保証はないため、定期的にトレード状況を確認することが欠かせません。完全に依存しすぎない自動売買の活用が理想的です。

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初心者はFXトレードを学ぶ方法として、中級者以上の方は裁量トレードの手間を削減する方法として、自動売買にトレードを任せながらも有効に活用していきましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

投資信託、株式投資、外貨預金、FX、金、プラチナ、不動産投資などのバランス投資を副業として5年目。自己流の金融ライターが投資や資産運用をわかりやすく解説します! これまでの経験を活かした節約・お得な金融情報なども公開しています。 職歴:飲食関連、IT業界、住宅設備等の営業職を経て、独学にて投資を学び個人投資家・金融ライターとして独立。