裁量トレードで実績がある投資家に人気がある自動売買が「設定型システムトレード」です。「設定型システムトレード」は「ユーザー設定型」とも呼ばれているシステムトレードのことで、投資家自身でオリジナルの自動売買を作成することができます。
オリジナルで自動売買を作成するといっても、特別にプログラミングの知識などは必要ありません。FX会社のテンプレートに沿って、簡単な入力設定にて作成できます。
FX自動売買「設定型システムトレード」とは
裁量トレードの経験があり、ある程度の実績を出している方はいわゆる「リピート型」や「選択型」にはあまり興味がなく、自分で作成したいと思う方は多いでしょう。あるいは、「リピート型」「選択型」をさんざん使いこなした後で、もっと自分のトレード戦略を取り入れたいと思う方もいるでしょう。
そこで、おすすめなのが「設定型システムトレード」です。
「設定型システムトレード」とは、
「設定型」はトレード手法が確立していて、各自でオリジナルの戦略を持つ方に便利なシステムトレードです。裁量トレードと併用することで、普段かかっていた手間や時間を省いて、かつ寝ている間でも取引して効率よく稼ぐことができます。
「設定型」は注文方法などが設定されていないため、初心者の方やトレード経験が少ない方には、ちょっと難しい仕組みになっています。
自動売買の種類は5つ
自動売買には大きく5つの種類があります。
タイプ | 特徴 | 代表的な自動売買 |
---|---|---|
リピート型 | あらかじめ設定した値幅・価格帯に沿ってトレードを繰り返すタイプ、リピート注文ともいう | |
選択型 | ストラテジーを選択するだけで自動売買ができる。初心者でも簡単に始められる。 | |
MT4・MT5選択型 | MT4・MT5ではEAと呼ばれる選択型の自動売買が有料・無料で利用できる | |
設定型 | トレードの条件を各自で設定して自動売買ストラテジーが作成できる。 | |
プログラム型 | MQL4 MQL5などプログラム言語でオリジナルの自動売買を作成する方法。上級者向け。 |
ちなみに、自動売買で一番多いのが「リピート型」、そして初心者の方に人気があるのが「選択型」です。
リピート型システムトレード
リピート型システムトレードは、値幅や価格を設定して自動で注文を繰り返してくれる自動売買です。すでに注文内容が設定されているものを選ぶだけのリピート型と、値幅や価格帯を自分で設定するリピート型とあります。レンジ相場など一定の値幅で推移する相場に有効な自動売買となります。
選択型システムトレード
選択型システムトレードは、注文方法・条件などがすでに設定されている自動売買でリピート系やストラテジー系などリストから選ぶだけの仕組みになっています。おもに過去のトレード成績や収益、ユーザー数などがランキング形式で確認できるようになっていて、簡単に初心者でも設定できる自動売買です。
「設定型」からさらに上級編になると、自分でプログラミングをして作成する「プログラム型自動売買」もあります。
設定型の特徴
設定型の特徴をまとめると、
- 中級者~上級者向けの自動売買で難易度が高め
- プログラミングなしでオリジナルの自動売買が作成できる
- 提供するFX会社は少ないため選択肢が限られている
となり、設定型システムトレードは、難易度が高くまだそこまで普及が進んでいないジャンルとなるので提供するFX会社も限られています。
中級者~上級者向け
設定型システムトレードは、おもにテクニカル指標やトレンドラインなどの各種ラインを目安に売買注文が設定できるようになっています。価格帯や値幅なども各自で判断しなければなりません。
テクニカル分析の知識が必要で、かつ裁量トレードの経験を要する自動売買となり、中級者~上級者に使われています。
オリジナルの自動売買が作成できる
本来なら自動売買はプログラミングをして作成するものなのですが、設定型システムトレードではプログラミングの知識は一切必要ありません。
自動売買のテンプレートがすでに作成されていて、投資家は必要項目・注文条件を設定するだけでプログラムに反映されます。プログラミングなしでも自由にオリジナルの自動売買が作成できることが注目されています。
提供するFX会社は少ない
今のところ国内で主流となっている自動売買は「リピート型」「選択型」です。
設定型システムトレードは誰でも簡単に始められるわけではないので、まだそこまで普及が進んでいないようです。ごく限られたFX会社のみで提供されているため、選択肢が少なくなります。
設定型の仕組み
設定型システムトレードを利用する仕組みは、
- 設定型が利用できるFX会社で口座開設する
- 各社のテンプレートに沿って入力・設定を行う
- バックテストで性能を確認する
- 自動売買の取引を開始する
- 取引状況を確認する
- 自動売買を変更・停止する
という流れになります。
1.設定型システムトレードの口座開設
設定型が利用できるFX会社は、
上記4社です。
利用するFX会社によって、自動売買で設定できる条件等が異なってきます。
2.注文条件を入力・設定する
FX口座を開設したら、後は各社ツールの自動売買設定ページから、注文条件など必要な項目を入力・設定を行います。
設定方法は利用するFX会社によって若干異なりますが、通貨ペアや時間足を指定したり、インジケーターや各種ラインなどを目安に注文条件を設定することができます。専用のツールにてクリック操作や選択するだけで簡単に設定できるようになっています。
インジケーターリストには移動平均線やボリンジャーバンド、CCI、ADX、MACDなどの主要インジケーターが選択できるようになっています。売買シグナルの目安にしたいインジケータを選択すると、そのインジケーターでシグナルが出た時に売買できる仕組みになっています。
他にも具体的なレートや値幅にて指定することも可能です。
3.バックテストで性能を確認
自動売買を設定したら、次にバックテストで性能をチェックできます。
過去の期間にてバックテストを行うので、実際の運用とは異なりますが参考にすることができます。運用したい期間を指定して、合計損益やトレード回数、勝ちトレード回数などがデータで表示されます。バックテストの結果を参考に、各自の自動売買の見直しや修正を行います。
4.設定したシステムトレードの運用を開始する
バックテストで確認後、設定に問題がないと判断したらいつでも取引を始めたい時に運用開始することができます。
「開始」ボタンをクリックすると、それぞれのオリジナルシステムトレードが自動で取引を始めてくれます。
5.取引状況を確認する
システムトレードの取引を開始したら、取引状況を合間を見てチェックします。
損失が出ているようであれば、見直しを行い、利益が出ているようであれば設定に問題がないと判断することができます。
6.自動売買を停止・変更する
市場動向によって、最適な自動売買の設定も変わってきますので、必要があれば現状の自動売買の停止・変更を行います。
自動売買の停止・変更は専用のツールから簡単にいつでも行うことができます。
設定型のメリット・デメリット
では、ここで設定型システムトレードのメリット・デメリットを見ておきましょう。
設定型のメリット
裁量トレードの手間・時間が省ける!
その時の市場動向によっては、相場の動きが限られてくることもあります。概ねのレジスタンス・サポートレベルがわかりやすく、上昇・下降を繰り返し値動きが読みやすい時もあります。そんな時は、こまめに売買注文を手動で繰り返えさなくとも、自動売買に任せることで手間や時間を省くことができます。
24時間取引してくれる!
どんなにトレードの回数を増やそうと思っても、24時間チャートをみてトレードを継続することは不可能です。自動売買なら24時間体制で稼働してくれますので、寝ている間や忙しい時にもFXで稼ぐことが可能です。
損切り・利確が実現しやすい!
手動での損切り・利確は、頭ではわかっていても感情からタイミングを逃すこともありますよね。自動売買であらかじめ注文条件を設定することによって、感情に左右されずに的確なタイミングで損切り・利確が実現しやすいこともメリットです。
裁量トレードの補足ツールとして使える!
裁量トレードで稼いでいる方は、自動売買に任せきりにするのは抵抗を感じるかもしれません。自動売買に任せきりにしなくとも、裁量トレードを補足する形で自動売買を利用していけます。裁量トレードと自動売買にて効率よく稼ぐことができます。
プログラミングが不要でオリジナルが作成できる!
中には、もともと興味があったけれどプログラミングができないからと断念した方もいるでしょう。設定型システムトレードは、全くプログラミングの知識がなくともオリジナルで自由に自動売買の設定ができることが魅力となっています。
設定型のデメリット
スプレッドが広めになるケースもある
利用するFX会社によっては、自動売買システムの利用にあたって手数料がスプレッドに上乗せされる場合があります。手数料やスプレッドがどうなっているのかを確認することが大切です。
設定の項目には限界がある
設定型でオリジナルの自動売買が作成できるとはいえ、プログラミングで作成する自動売買に比べると設定できる項目には限界があります。FX会社があらかじめ用意したテンプレートが基盤となるので、100%思ったように戦略を実現できない可能性もあります。
完全に放置することはできない
FXの中級者以上なら、すでに周知のごとく相場予想に絶対はありません。いつどんな理由で相場が急激に変動するかは誰にも予測することができません。一旦設定した内容にマッチしないこともあり得ます。自動売買でも完全に放置するのは危険なことを理解しておきましょう。
「設定型システムトレード」の種類
設定型システムトレードの種類は、現在のところ4種類から選べます。一覧表で特徴をまとめておきました。
設定型システムトレード一覧
設定型 | FX会社 | 特徴 | 手数料・スプレッド |
---|---|---|---|
トライオートFX | インヴァスト証券 | ・細かい設定ができる ・手数料は1万通貨以上で安くなる ・自動売買の老舗系 |
片道20円/最狭レベル |
ちょいトレFX | FXプライムbyGMO | ・テクニカル指標が充実 ・業界最狭レベルのスプレッド ・スキャルピング向き |
無料/最狭レベル |
システムトレード | auカブコム証券 | ・テクニカル指標が充実 ・分析ツールが豊富 ・株式・投資信託を担保にトレード可能 |
無料/やや狭い |
パートナーズFX | MoneyPartners | ・裁量トレードと併用しやすい ・多彩な注文方法 ・注文機能として使える |
無料/狭い |
設定型システムトレードを提供するFX会社は、裁量トレードとの併用も可能で比較的にスプレッドが狭い設定になっていることが特徴です。中級者以上の投資家がターゲットとなるためか、テクニカル指標や分析ツールなども充実している傾向にあります。
「トライオートFX」と「ちょいトレFX」は設定型のみでなく、選択型の自動売買も提供しています。
デモトレードができる「設定型システムトレード」
設定型システムトレードでデモトレードができるのはMoneyPartnersのみとなります。
ちなみにMoneyPartnersのデモ口座を開設したい方はこちらから
「設定型システムトレード」のおすすめFX業者
利用する業者によって、設定できる項目や利用するツールやシステムトレードの仕様が異なります。FX業者のおすすめポイントも挙げながら、どんな設定型が利用できるのかを解説していきます。
多彩なサービスが魅力「トライオートFX/インヴァスト証券」
もともと海外で開発された自動売買が初めて国内に上陸したのが、インヴァスト証券の「ミラートレーダー」でした。インヴァスト証券は以来、自動売買専門・老舗系のFX会社として業界をリードしてきた存在です。1960年設立と運営実績も長く信頼性が高いFX会社です。
自動売買では国内ナンバーワン、「選択型」「リピート型」「設定型」と多彩な自動売買サービスが魅力です。
- 最低取引単位:1000通貨
- 初回入金額:規定なし
- スプレッド:米ドル円/0.3pips
- 通貨ペア数:17種類
「トライオートFX」は、ストラテジーを選ぶだけの「自動売買セレクト」とオリジナル自動売買が作成できる「自動売買ビルダー」と2つの機能を有しています。設定型を使う場合は、「自動売買ビルダー」を選択して設定することができます。
「トライオートFX」は自動売買口座ですが、裁量トレードにも使えます。自動売買も裁量トレードも1000通貨から取引可能で、最低入金額の規定もなし、時期によってはキャンペーンが適用できるなどハードルは低く始めやすい自動売買口座です。
トライオートFXのおすすめポイント
おすすめポイント
- カスタマイズ性が高い作成ツール
- 設定項目が豊富
- 既存ロジックのアレンジも可能
- 全くの1からロジックが組み立てられる
- 使い方ガイドや教育コンテンツが充実
手数料・スプレッド
- 1万通貨未満:片道20円
- 1万通貨~10万通貨:片道10円
- 10万通貨~50万通貨:片道5円
- 50万通貨以上:無料
- スプレッド:最狭レベル
シングルカスタムとマルチカスタム
シングルカスタムでは、自動売買が全くの1から1つずつ作成できる機能。マルチカスタムを使えば、複数の自動売買を同時に作成することが可能です。
通貨ペア、レンジ幅の設定、エントリー・エグジット価格、数量、利確幅・損切り幅など細かい設定が可能で、リストから売買の指標にしたいインジケーターも選択できます。複数のプログラムを組み合わせたポートフォリオが作成できて、既存プログラムとの併用ができるなど多彩なサービスが嬉しいですね。
ビルダー専用のサイトで使い方・戦略が学べる
インヴァスト証券はさすが自動売買専門のFX会社だけあって、オリジナル自動売買作成にあたって利用できるガイドや教育コンテンツが非常に充実しています。
「インヴァストNAVI」では自動売買の設定方法やマーケット情報、認定ビルダーの分析レポートや戦略レポートなどが公開されています。
「自動売買ビルダー」専用のサイトもあって、使い方や戦略など学ぶことができます。
トレード環境にこだわるなら「ちょいトレFX/FXプライムbyGMO」
FXプライムbyGMOは、GMOが運営するFX会社で業界最狭レベルのスプレッドと高い約定力で人気のあるFX会社です。スキャルピングを公認する数少ないFX会社の1つで、スキャルピングやデイトレードなどの短期トレードにおすすめです。「ちょいトレFX」は、FXプライムにてスタンダードなFX口座「選べる外貨」にて提供されている選択型システムトレードです。
- 最低取引単位:1000通貨
- 最低入金額:規定なし
- スプレッド:米ドル円/1.0pips
- 通貨ペア数:14種類
「ちょいトレFX」ではプログラミングの知識不要で、簡単な入力設定にてオリジナルの自動売買が作成できます。ストラテジーが選択できる「選択型」の自動売買も提供しています。テクニカル指標を選択して各種設定を行うだけなので、パソコン操作やツールの操作が苦手な方でもすぐに使えるようになります。
GMOの主体はITインフラサービスとなるため、システムに強みがあることがメリットです。PC、スマホでも快適なトレード環境で自動売買に取り組めます。もちろん裁量トレードと併用することも可能です。
ちょいトレFXのおすすめポイント
おすすめポイント
- マウス操作で簡単に設定できる
- 豊富なテクニカル指標から選択できる
- ストラテジーの自動最適化機能がある
- リアルタイムシュミレーションでテストできる
- マーケット情報・ニュース配信が充実
手数料・スプレッド
- 手数料:無料
- スプレッド:主要通貨/1.0~3.0pips
自動最適化で勝率を上げていける
注文条件をちょっと変えるだけで、勝率がぐっと上がることもあります。しかし、トレード戦略のどこを改善すべきなのか自分では分からないことも多いですよね。ちょいトレFXでは自動最適化機能があるので、その時の相場動向に合わせて自動でシュミレーション、瞬時に最適な注文条件を表示してくれます。
100%それで勝てるというわけではないのですが、参考にすることができます。
リアルタイムチャートでテストできる
自動売買では通常はバックテストで運用状況がシュミレーションできるのですが、ほとんどが過去の期間を対象に行われます。ちょいトレFXでは、リアルタイムチャートにてシュミレーションが可能なので、現状の相場動向に合ったストラテジーが組みやすいといえます。
「トライオートFX」のやり方・攻略法
「トライオートFX」の始め方・やり方
「トライオートFX」は、インヴァスト証券の「トライオートFX口座」を開設すると利用できます。「トライオートFX口座」がインヴァスト証券のメインのFX口座です。
口座開設したら、トライオートFXのマイページにIDとパスワードでログインします。
ログインすると画面の右側に「トライオートFX」のボタンが表示されますので、こちらをクリックします。
そうすると、トライオートFXの取引画面が表示されます。
1.メニューから「ビルダー」を選択する
画面右側にあるメニューアイコンの「ビルダー」をクリックすると、オリジナル自動売買が作成できる「自動売買ビルダー」のページにアクセスできます。
最初の画面にて、上記のようなウィンドウが表示されますので「FXで作る」をクリックします。
2.シングルカスタムを選択する
ロジックの作成方法を選択する画面が出てきますので、自動売買が1つずつ作成できる「シングルカスタム」を選択します。
「マルチカスタム」は複数のプログラムを並行して作成する機能となりますので、慣れてきたら活用できます。
3.ロジック設定画面にて注文条件を設定する
「ロジック設定」の画面にて、実際に取引したい通貨ペアのチャートを見ながらまずは初回注文の設定をします。
ロジックの設定項目
- 売買 → スタートする注文を「売り」か「買い」か選択
- 数量 → 取引量(1万単位)
- エントリー価格 → 「価格設定」「前日終値」
- エントリー価格:OCO注文 →チェックを入れてレートを指定
- 利確幅 → 利確したい値幅をpipsで指定
- 損切り → チェックを入れて値幅を指定
- フォロー値 → 次の新規注文の値幅(順張りの場合)
- カウンター値 → 次の新規注文の値幅(逆張りの場合)
入力・設定が完了したら「ロジック追加」ボタンを押すと保存されますので、次の注文設定を行います。
以上の流れで1つ1つの注文をロジック設定で全体を作成していきます。最大で100本まで注文ロジックを作成することができます。
4.設定が完了したらカートに追加・取引を開始
- 「シュミレーション画面」→ 損益状況を確認
- 「プライスチャートに戻る」→ 設定画面に戻る
- 「カートに追加」→ 保存する
- 「今すぐ稼働」→ 自動売買を開始する
シュミレーション画面にて、稼働状況をテストして設定がすべて完了したら「カートに追加」ボタンを押すと、その自動売買が保存できます。
5.自動売買を停止・修正する
自動売買を全停止する
自動売買を停止したい時は、トップ画面から停止したい自動売買を選択します。
すべての注文を停止したい時は「全停止する」をクリックします。
個別に注文を停止する
個々の注文から個別に停止したい時は「注文設定」画面にいって停止したい注文が停止できます。
注文内容を変更する
注文内容を変更したい場合は、トレード画面の「注文照会」にて「変更」や「取消」が可能です。
トライオートFXで勝つための攻略法
ここでは、トライオートFXで勝つために注意することや攻略法をご紹介していきます。
1.新規と決済を繰り返す仕組みを知ろう!
トライオートFXの設定型は「新規注文」「決済注文」「カウンター注文」「フォロー注文」と4つの注文方法で構成されています。4つの注文方法をどのように使っていくのか、基本的な仕組みを理解しておきましょう。
初回注文
「新規注文」→「決済注文/利確」「決済注文/損切り」
次の注文 ×複数回
「フォロー注文/順張り」「カウンター注文/逆張り」→ 「決済注文/利確」「決済注文/損切り」
2.レジスタンス・サポートラインで利確幅を分析する!
利確の値幅設定は、大きすぎると利益を取り損ない、小さすぎるとまとまった利益が得づらくなってしまいます。通貨ペアやその時の相場動向、それぞれのトレード戦略によって最適だと思われる利確の値幅が異なってきます。
3.複数の利確幅で効率よく稼ぐ!
利確幅が異なる複数の注文を同時に稼働させておくことで利益が得やすくなります。シングルカスタムにて、複数の注文パターンを作成しておいて同時に稼働させれば、リスクも分散できるメリットがあり、かつ利確の回数が増えるため数倍の利益が期待できます。
4.レンジ相場はリピート注文で対応!
レンジ相場には、リピート系の注文が強いです。マルチカスタムを使えば、「コアレンジャー/メインとする値幅」「サブレンジャー/補足で設定する値幅」を使って簡単にリピート系注文が作成できます。
リピート注文のみを選択型の「自動売買セレクト」から選ぶ方法もあります。また、「自動売買セレクト」から選んだリピート注文をアレンジすることも可能です。
5.証拠金比率は500%以上を維持すること
投資家それぞれで運用する資金額も様々だと思いますが、当然ながらレバレッジは低めの方が損失・ロスカットのリスクが低減できます。
- トライオートFXのロスカット基準 → 証拠金維持率/有効証拠金の比率が100%
安全性が確保できる証拠金維持率は500%~1000%だといわれています。
「ちょいトレFX」のやり方・攻略法
「ちょいトレFX」の始め方・やり方
「ちょいトレFX」を始めるためには、まずはFXプライムの「選べる外貨」で口座開設する必要があります。「選べる外貨」の会員サイトから「ちょいトレFX」にアクセスできます。
IDとパスワードで会員サイト「マイページ」にログインします。ログイン後に「ちょいトレFX」のタブをクリックして画面の案内に従って手続きをします。
「選べる外貨口座」から資金移動の手続きが完了したら、「ちょいトレFX」の取引画面が起動できます。
会員サイトのトップ画面の右上に「ちょいトレFX」のアクセスボタンが表示されますので、こちらをクリックして下さい。
1.作成画面にアクセスする
ちょいトレFXのトップメニューから「ストラテジーを作る・選ぶ」を選択すると自動売買のメニューが表示されます。
「かんたん作成」をクリックして自動売買を作成する画面にいきます。
2.基本条件を設定する
最初に基本条件を設定します。
- 通貨ぺア
- 取引種別
- 取引数量
- 損切設定
3.新規・決済条件を設定する
次に、初回の新規・決済注文の条件を設定します。
- トレンド転換
- トレンドフォロー
- レンジ相場
から、注文タイプを選択します。
4.オプション条件を設定する
オプション条件にて、損切り・利確の値幅を設定します。
5.バックテスト・最適化を行う
注文条件の設定が完了したらバックテストの結果が表示されます。画面左下にある「パラメータの設定」から各テクニカル指標の最適化・設定が行えます。
バックテストで問題がなければ、一番下にある「Myストラテジーに保存する」ボタンをクリックして作成したストラテジーを保存します。
以上が自動売買の「かんたんバージョン」で、さらにテクニカル指標の設定を行いたい場合はメニュー「詳細設定」の画面から作成できます。
6.運用を開始する
作成した自動売買は「Myストラテジー」から、「運用開始」ボタンをクリックすると自動売買がスタートします。
7.自動売買を停止・変更する
自動売買を停止したい場合は、トップ画面の「運用中ストラテジー」一覧から「運用停止」をクリックして停止できます。
自動売買を変更する場合は、運用停止後に「Myストラテジー」から利用したいストラテジーの「運用開始」ボタンを押すと変更できます。
「ちょいトレFX」の攻略法
「ちょいトレFX」で勝つための注意点や攻略法を見ておきましょう。
1.テクニカル指標を最適化で上手に活用!
ちょいトレFXでは、オシレーター系・トレンド系の多彩なテクニカル指標を利用することができます。テクニカル指標の注文条件は各自でパラメーターを設定しなければなりません。最適化機能を使ってパラメーターの目安にすることができます。
作成画面の左下にある「作成完了パラメーターの最適化」画面にて、バックテストの期間を指定して、「実行」ボタンを押すと最適化された数値が表示されます。
2.バックテストの最適化は複数の期間で行う!
1つの期間のみでバックテストを行ったとしても、別の期間ではまた結果が変わってきます。その時その時の相場動向によってテクニカル指標の最適なパラメーターも変化します。
勝率を上げるためには、できるだけ多角的な視野でパラメーターの最適化を計る必要があります。
3.最大ドローダウンとプロフィットファクターを重視
最大ドローダウンとは、1回の取引における最大損失額のこと。プロフィットファクターは、総利益が総損失の何倍かを表した数値。
最大ドローダウン値は小さいほど、安定性が高いと判断できます。プロフィットファクターは、最低でも1以上であることがトータル的に勝ちトレードであることを表しています。
まとめ
設定型システムトレードは、裁量トレードで経験を積んだ投資家の手間や時間を省き、補足ツールとして裁量トレードと併用して使うことができます。
本来ならオリジナルで自動売買を作成するにはプログラミングが必要です。設定型なら、ある程度の限界はあるもののプログラミングなしで自由に戦略に沿った自動売買が作成できます。