米国ナスダック株価指数100(US100)投資の攻略法と買い方。CFD・ETF比較。おすすめの証券会社

世界の株価指数で最も重要な指標の1つに、ナスダック株価指数100があります。

ナスダック株価指数100はAppleやマイクロソフトなどの米国ハイテク株を主流に構成された株価指数で、国内でも人気の商品です。興味を持つ投資家も多いですよね。

米国の株価指数を取引するなら、おすすめなのがCFD。CFDならナスダック株価指数100を取り扱っている業者がいくつかあります。
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今回は、米国・世界を代表する株価指数ナスダック100について詳しくご紹介していきます。まずは、最初にCFDとはどのような金融商品なのかもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

株価指数CFDとは

株価指数CFDとは

最初に、CFDとはどのような金融商品なのかを見ていきます。

CFDとは

CFDとは、差金決済取引という取引方法で、実際に市場で取引されている商品ではなく特定の商品の売買価格をやり取りする取引方法となります。

差金決済は、証拠金取引とも呼ばれていて、証拠金として担保を入れることでレバレッジをかけて売買価格を取引する仕組みになっています。

FXと同じように、預け入れた証拠金とレバレッジにてCFD商品を売買していけます。「買い」「売り」とどちらからでもポジションを持つことが可能です。

FXも差金決済・証拠金取引の1つで、正確にはCFDに分類される金融商品なのです。

CFDのイメージ

海外の金融商品を取引したいと思っても、なかなか機会が得られないのが現状。

CFDなら取り扱う業者が比較的に多くなり、原油、金、銀、株価指数など世界中の金融商品が取引できることが魅力となっています。

株価指数CFDとは

株価指数とは、日本・米国・欧州などの代表的な株式銘柄の平均値を表したもの。株価指数の売買価格を取引するのが株価指数CFDです。

国内で取り扱いがある株価指数CFDには、

  • 日経225
  • TOPIX
  • NYダウ30
  • ナスダック100
  • ヨーロッパ50
  • ドイツ30(40)
  • FTSE100

などがあります。

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CFDは実在する商品ではなく、売買価格をやり取りする取引方法と覚えておくとわかりやすいですよね。

GMOクリック証券ではCFD取引について詳しく解説していますので、こちらも合わせて参考にしてみて下さい。

米国ナスダック株価指数とは

米国ナスダック株価指数とは
米国ナスダック株価指数100とは、ナスダック市場に上場するトップ銘柄100の平均値を表したものです。US100やNasdaq100と呼ばれることもあります。
ナスダック(NasdaQ)市場とは

“National Association of Securities Deals Automated Quotation”を略したもの。東京証券取引所のように証券が売買できる証券取引所のことです。

ナスダック市場は1971年に世界で初めて電子取引の株式市場として登場しました。ご存知の方も多いように、Appleやマイクロソフトなどのハイテク株や新興ベンチャーなど比較的に新しい業種の銘柄が集中している市場です。

ナスダック(Nasdaq)総合指数という指標もある

ナスダック市場の株価指数は大きく2つあります。全銘柄3000の平均値を出したナスダック総合指数という指標もあります。もう1つが、トップ銘柄100で構成されたナスダック株価指数100です。

ナスダック株価指数100の特徴

ナスダック株価指数100は、米国を代表する有名なハイテク株を中心に構成されています。

つまり世界をリードしている企業群の株価指数ともいえます。日本でも誰でも知っているような超有名な企業が軒並み登場するのがナスダック株価指数100の凄い点です。

ナスダック株価指数100の代表的な銘柄
銘柄 企業名 業種
AAPL Apple/アップル インターネット・通信機器
ADBE Adobe / アドビ ソフトウェエア
AMZN Amazon.com/アマゾン オンラインサービス・ネット通販
CSCO Cisco System/シスコシステム PC・ネットワーク機器
COST Costco/コストコ 卸売り・小売りチェーン
EBAY eBay/イーベイ オンラインサービス・ネットオークション
FB Facebook/フェイスブック ソーシャルネットワーク
FOX Fox/フォックス エンターテイメント
GOOGL Alphabet/アルファベット ネットサービス
INTC Intel/インテル 半導体
MAR Marriot International/マリオット ホテルチェーン
MSFT Microsoft Corporation/マイクロソフト インターネット・ソフトウェア
MU Micron Technology/ マイクロン 半導体・ソリューション
MRNA Moderna/モデルナ 医薬品・ワクチン開発
NFLX Netflix/ネットフリックス 動画配信サービス
SBUX Starbucks/スターバックス コーヒーチェーン
TSLA Tesla/テスラ EV開発、ソーラー

ナスダック株価指数100の代表的な銘柄は、上記のようにPC・モバイルのApple、マイクロソフト、Intel、Facebook、AdobeなどIT業界の大御所が勢ぞろいしています。

現代の日常生活において欠かせない重要なサービスや商品が多く、さすがに米国だと、改めて米国経済の強さを実感してしまうものです。

米国株価指数の推移
米国株価指数の推移
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米国株価指数の中でも、ナスダック100は著しい成長を見せていて、今後もさらに飛躍が期待できる指標なのです。

最強のハイテク株にまとめて投資できることが、ナスダック株価指数100の最大の魅力だといえるでしょう。

ナスダック株価指数CFDの買い方

ナスダック株価指数は、株価指数CFD商品を扱う証券会社で取引することができます。

取り扱いがある証券会社のCFD口座を開設すれば、レバレッジをかけて「買い」か「売り」かでポジションが持てます。

ナスダック株指数CFDの買い方・始める手順は以下の流れです。

  1. ナスダック株価指数が取引できる業者・証券会社を調べる
  2. 条件に合った業者・証券会社を選ぶ
  3. 総合口座(メイン口座)を開設する
  4. CFD口座を開設する
  5. 取引計画に合わせて資金を入金する
  6. 取引機会を待つ・見つける
  7. 最初のポジションを買う
  8. 利益が出たら決済して利確
CFDの取引ツール

業者が提供する専用の取引ツールを使って売買することができます。

CFDの注文方法

CFDの注文方法は、その業者が提供するFXと同じ機能が使えるのが一般的です。成行、指値・逆指値、トレール、IFD、OCOなど。「買い」と「売り」とどちらからでも入れます。

ナスダック株価指数CFDを始める際の注意点

選ぶ業者によって、同じナスダック株価指数CFDでも取引条件が異なります。

公式サイトでは確認できないケースもありますので、問い合わせなどで聞いておきましょう。

  • 最大レバレッジ → 10倍(レバレッジ規制にて一律)
  • 手数料 → 無料の場合が多い(要確認)
  • スプレッド → 2.0~6.0
  • スワップ → 先物CFDはなし、現物CFDはスワップがある
  • 配当金 → 保有期間に応じて配当金がもらえる場合がある
  • 取引単位 → 1単元、または0.01ロット~が平均的
業者によっては、ポジションを保有するタイミングで価格調整額がスワップ以外でかかる場合がありますので必ず確認するようにして下さい。

ナスダック株価指数100  CFD・ETF比較

ナスダック株価指数100  CFD・ETF比較

ナスダック株価指数は国内でも人気の商品でCFDにて取引可能なのすが、現時点では取引できる業者がそんなに多いわけではありません。

そこで、ナスダック株価指数に連動するETF・投資信託を選ぶ方法もあります。

ここでは、ナスダック株価指数のETFや投資信託をご紹介していきます。

ナスダック株価指数のETF・投資信託

国内ETF
東証に上場しているETFは、証券会社の株式口座にて株式のように簡単に売買することが可能です。
海外ETF
海外ETFは海外市場(US)に上場しているETFなので、外国株式・海外ETFが取引できる証券会社にて購入することができます。
投資信託
投資信託は、販売している銀行や証券会社から購入することができます。

CFD・ETF・投資信託 比較一覧

ナスダック株価指数100をCFD・ETF・投資信託とで比較してみました。

CFD ETF 投資信託
取引業者 比較的に多い 国内もの・海外もの多い 比較的に多い
取引時間 業者ごとに異なる 東証のオープン時間 金融機関の営業時間
ポジション ロング ショート ロング ショート(信用取引) 不可
レバレッジ 最大10倍 最大3.3倍(信用取引) 不可
取引単位 1単位~ 1株~ 少額から可能
手数料 無料の場合が多い 業者による
信託報酬がかかる
業者による
信託報酬がかかる
スプレッド 比較的に狭め 広め 広め
スワップ 現物はあり、先物はなし なし なし
配当金 配当金が出るケースがある 配当金がもらえる 配当金がもらえる
備考 実際のナスダック100と連動 連動しやすいが価格はまちまち 取引価額が若干曖昧

ナスダック株価指数CFDのメリットデメリット

CFDなら、取り扱う業者が比較的に多く、実際に市場で取引されているナスダック100の価格がほぼ100%反映されることがメリットです。手数料も無料でレバレッジをかけれる点も有利です。

一方では、ショートの場合にマイナススワップがついたり、業者によってはロングでもショートでもマイナススワップがつくこともあります。スワップなしでも、価格調整額にて若干のコストがかかる場合があることがデメリットです。

ETF・投資信託のメリット・デメリット

ETF・投資信託の場合は取り扱う業者が多くなることや、配当金がもらえることがメリット。さらに、ETFなら株式のように簡単に売買できるので株式取引に慣れている方には便利です。

ただし、ETF・投資信託はあくまでもナスダック株価指数に連動するファンドです。商品ごとに組入れ銘柄や価格、運用会社などが異なります。実際に株価指数を取引しているという現実味に欠ける点が物足りないといえます。

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投資として満足感が得やすいのは、やはりナスダック100の価格がそのまま取引できるCFDです。レバレッジ10倍にて、資金効率がよいのでおすすめです。

ただ、業者によってはマイナススワップが大きいので注意する必要があります。

ナスダック株価指数100の攻略法

ナスダック株価指数100の攻略法

ナスダック株価指数100で勝つためには?ここでは、ナスダック株価指数の攻略法、勝つためのポイントを解説していきます。

攻略法1.時価総額上位を抑えておこう!

ナスダック株価指数100には、世界時価総額ランキングで上位にランクインする企業がいくつもあります。

時価総額で世界トップにある銘柄を抑えておきましょう。
ナスダック株価指数100の時価総額ランキング

上位にランクインする銘柄は、普段からよくニュースなどで見聞きする銘柄ばかりなのでわかりやすいですよね。

ちなみに世界の時価総額ランキングも合わせて見ておきましょう。

世界の時価総額ランキング

世界の時価総額ランキング https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/

世界の時価総額トップ10にランクインしているナスダック銘柄は、

  • APPLE/アップル
  • Microsoft/マイクロソフト
  • Amazon/アマゾン
  • Tesla/テスラ
  • Alphabet/アルファベット
  • Facebook/フェイスブック
  • NVIDIA/エヌディビア

7社もあるのです!

偉大なるナスダック100といったところでしょうか。

ナスダック100はまさに、米国経済を代表するトップ企業の株価指数だといえるのです。幸いにも米国株の情報は日本でも豊富に配信されています。上位銘柄の動向を調べることで、ナスダック株価指数100の相場予想に役にたちます。

攻略法2.米国の経済指標・ニュースは要チェック!

米国株式はもちろん他の主要市場の影響も受けますが、とくに米国自身の状況から大きく左右される傾向にあります。米国株式の動向から世界中の市場が動いていくというイメージです。

世界経済の指標ともいえるナスダック株価指数100の動向を読むには、米国の経済指標やニュースはとても重要です。

必ず確認したい米国の経済指標・ニュース

  • FRB金融政策(とくにパウエル氏の言動)
  • 消費者物価指数CPI(ポストコロナの注目トピック)
  • バイデン大統領の政策
  • GDP成長率
  • 雇用統計・失業率
  • ISM製造業景況指数
  • 貿易収支
  • 10年債の金利
  • 中国との貿易関係
  • ワクチン接種率・ポストコロナの状況
  • 大手ヘッジファンドの市場予想
  • バフェット氏やイーロン・マスクなどの言動

など

おすすめのニュースサイト

など

2021年11月時点では、バイデン政策インフレーションレートやFRBのテーパリングなどが話題になっています。時期によって注目されるトピックも異なるため、まめに米国の状況をチェックしておくようにしましょう。

攻略法3.世界のマーケット情報もチェックしておこう!

ナスダック株価指数100の動向を予想するにあたっては、世界の主要株価指数や米国株式指数の先物などからもヒントを得ることが可能です。

世界のマーケット情報がいつでもチェックできるようにツールを用意しておきましょう。

活用したい世界のマーケット情報サイト

WSJ マーケットデータ

ぜひ活用したいのが「WSJ/ウォールストリートジャーナルのマーケットデータ」です。会員でなくても、無料で世界中の様々な金融商品のデータ・チャートが見れます。無料版の場合は更新速度が若干遅くはなりますが十分に使えるツールです。

ナスダック個別株のチャートや米国株価指数の先物もチェックできます。合わせて、関連情報・ニュースも確認することができるので便利です。

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世界市場全体のモードを読むことで、売買がどちらの方向にどれくらいの強さで進むのか判断する材料となります。

ナスダック株価指数CFDおすすめの証券会社

ナスダック株価指数CFDおすすめの証券会社

それでは最後に、ナスダック株価指数CFDでおすすめの証券会社をご紹介します。

手厚いサポートで安心の「DMM.com証券」

口座名DMM FX
売買手数料(1万通貨・片道)無料
往復総コスト(米ドル/円1万通貨取引時の最低コスト)20円
スワップ金利・米ドル/円7円
通貨ペア総数20ペア
初回入金規定なし
取引単位10,000通貨
売買手数料(1万通貨・片道)スプレッド・米ドル/円スプレッド・ユーロ/円スプレッド・英ポンド/円スプレッド・豪ドル/円スプレッド・NZドル/円スプレッド・ユーロ/米ドル
無料0.2銭0.5銭
原則固定
1.0銭
原則固定
0.7銭
原則固定
1.2銭
原則固定
0.4pips
原則固定

  • 株価指数CFDの最大レバレッジ:10倍
  • 手数料無料
  • 24時間フリーダイヤルでサポート

初めてのCFD取引で何かと不安な方に心強いのが、サポート体制が充実している「DMM.com証券」です。DMMでは、携帯からもかけれるフリーダイヤルのカスタマーサポートが24時間利用できます。わからないことがあれば即電話で問い合わせることができます。メール、チャット、LINEでも問い合わせ可能。

CFDの商品数は少なめで、株価指数CFDの種類は4種類のみ。サービスや取引ツールがシンプルでわかりやすいのがDMMのメリット。スプレッドは若干広めの設定でも手数料は無料です。ただ、ナスダック株価指数のマイナススワップが大きめなので長期には不向きです。

使いやすさやサポートを重視したい方に安心できる証券会社です。

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口座名FXネオ
売買手数料(1万通貨・片道)無料
往復総コスト(米ドル/円1万通貨取引時の最低コスト)20円
スワップ金利・米ドル/円7円
通貨ペア総数20ペア
初回入金規定なし
取引単位10,000通貨(※南アランド/円など2通貨ペアは100,000通貨)
売買手数料(1万通貨・片道)スプレッド・米ドル/円スプレッド・ユーロ/円スプレッド・英ポンド/円スプレッド・豪ドル/円スプレッド・NZドル/円スプレッド・ユーロ/米ドル
無料0.2銭0.5銭1.0銭0.7銭1.2銭0.4pips

  • 株価指数CFDの最大レバレッジ:10倍
  • 手数料無料
  • スキャルピングOK

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株価指数CFDは11種類、加えて海外株式やETFもCFDで取引できます。国内の証券会社の中では、金・原油・ガスなど商品CFDが揃っている希少な存在です。

商品が多岐に渡るので若干わかりづらいかもしれませんが、多彩な商品を取引したい方に重宝するでしょう。

CFD商品を極めたいなら「IG証券」

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株価指数CFDだけでも40種類以上の銘柄があります。米国、欧州の株価指数の種類も多く、他にも南アフリカ、インド、シンガポールなどまさに世界中の株価指数が取引できます。株式CFDは12,000銘柄が取引可能。商品CFDも数が揃っているのが魅力です。

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ちなみに、以下の記事では欧州株式を代表するドイツ株価指数30について解説しています。こちらも合わせて参考にして下さい。

まとめ

まとめ

ナスダック株価指数100を米国を代表するハイテク・トップ企業100社で構成された人気の株価指数。日本人の日常生活においても馴染みのある銘柄が多いので、わかりやすい株価指数でもあります。

数ある米国株価指数の中でも、ナスダック100は目立って高成長を遂げていて、今後もさらに飛躍的な成長が期待できる指標だといえます。

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