無職でもFX口座開設できるのか、不安に思っている方は無職でも口座開設しやすいFX会社を選ぶのがおすすめです。FX口座開設では一応審査がありますが、クレジットカードやローンのように厳しい審査はありません。無職でもFX口座開設は可能です。
FX口座開設の審査とは、申し込む際に本人の財政状況などを確認する簡単な質問事項があるだけです。選択式になっていますので、大まかなところでどのような状況でFX投資を始めるのかが確認されます。
無職の方でも問題なくFX口座開設できている方はたくさんいます。ただ、無職といっても色んなタイプの無職がありますので、審査に通るポイントを抑えておくことが大切です。
無職でもFX口座開設できる?
無職の方でもFX口座開設は可能です。
ただ、FX口座開設する際には簡単な審査があり、FX会社によって審査基準が異なるためすべてのFX会社で口座できるわけではありません。無職の方は比較的に審査が緩いFX会社を選ぶ必要があります。
例えば、GMOクリック証券や楽天証券ではFX口座開設にあたって「金融資産が100万円以上」などと条件を設けています。また、未成年はNGなど年齢的に難しい場合もあります。
具体的な口座開設条件を公開しているFX会社は少ないので、正確な審査内容を知ることはできませんが、無職の方でも問題ないFX会社は結構多いようです。
無職でもFX口座開設は可能
無職の方でもFX口座開設は可能ですが、以下に該当する方は難しいです。
未成年で法定代理人(保護者)の同意が得られない
FX口座開設にあたって年齢制限が設けられています。20歳~75歳と年齢制限しているFX会社は多いです。未成年の方でも口座開設が可能なFX会社はいくつかありますが、必ず法定代理人(保護者)の同意が必要となります。
金融資産ゼロ、年収ゼロ
金融資産ゼロで年収ゼロの無職の方は、基本的にFX投資を始めるのはおすすめできません。一般的に考えて、投資を始める状況にあるとはいえないからです。FX投資は余裕資金にて始めべきなので、経済的に余裕が出てからFX取引を始めるようにしまよう。
FX口座開設の審査とは?
FX口座開設の審査は、クレジットカードやローンの審査のように金融機関での信用情報が調べられるわけではありません。
FX口座開設の審査とは
金融資産があればほぼ問題ない
- 100万円未満
- 100万円~300万円
- 300万円~500万円
職業は無職を選択する欄がある
職業や年収を選択する欄もありますので、ここで無職の方は「無職」を選択して大丈夫です。
学生や主婦の方も「学生」「主婦」「扶養家族」などの選択項目がありますので、該当する項目を選択して問題ありません。
投資経験は未経験でも問題ない
また、FX口座開設を申し込む際には投資経験の質問項目があります。こちらも選択式になっていて、その他株式などに投資をしているか、すでにFXの取引経験があるのか、全くの未経験かなど答えなければなりません。
金融資産がある無職の方はほぼ問題なくFX口座開設が可能ですが、投資経験はどうなのか気になる方もいるでしょう。
投資経験は未経験でも問題ありませんので、正直に答えるようにしましょう。
なぜ審査があるのか
簡単な確認程度の審査とはいえ、なぜFX口座開設では審査があるのでしょうか。なぜ審査に落ちるケースがあるのでしょうか。疑問に思う方もいると思います。
ロスカットリスク
ロスカットとは
ロスカット水準は、概ねのところで証拠金維持率が50%~100%とFX会社によって異なります。通常はロスカット制度があるため、含み損が拡大し続けたとしても残高がマイナスになる前に強制、かつ自動的に決済されてしまいます。
しかし、あまりにも急激な為替変動が起きるとFX会社のロスカットが間に合わないこともあるのです。過去には東日本大震災後、スイスフランショック、ブレグジット、米大統領選などで急激な為替変動が起こり、ロスカットが間に合わなかったケースがあることが報告されています。
スイスフランショックの例
「ZAi FX」の調査では、スイスフランショックの時にはユーロ/スイスフランが1分間で1,600pipsも下がってしまい、複数のFX会社の1分足チャートが止まってしまったことが報告されています。
18時31分にチャートがストップして約50分ぐらい取引が停止してしまったのです。この時にロスカットに合ったとすれば、少なくとも1,400pipぐらいのスリッページが生じていたことになる、とのことです。
数百万円のマイナス額が生じた投資家も少なくなかったようです。
FX会社の未収金額
東日本大震災の時の国内FX会社のロスカット未収金額(投資家の負債額)は16憶円、1件あたりの負債額は13万5035円。ギリシャショックの時はロスカット未収金額は4憶円、1件あたりの負債額は7万9392円です。
万が一の支払い能力が問われる
FXは普段の取引ではクレジットカードやローンのように返済義務が生じるわけではないので、厳しい審査はありません。ただ、万が一に支払い能力があるのか、無理な投資をしようとしていないかなど簡単な審査があるというわけです。
審査に落ちない方法
では、無職の口座開設で審査に落ちないためのポイントを抑えておきましょう。
1.審査が緩いと思われるFX会社で申し込む
同じ条件で口座開設を申し込んでも、FX会社によって全く問題なく審査に通る場合と、審査に落ちてしまう場合とあるようです。審査基準が具体的に公開されていないため、どのFX会社なら審査が緩いのか正確に知ることはできませんが、一般的に大手証券会社系のFX口座は審査が厳しいといわれています。
また、最低入金金額や最低取引単位が高い設定のFX会社も審査基準がやや厳しい傾向にあります。審査基準が緩いと思われるのは、少額取引ができるFX会社や未成年でも申し込めるFX会社です。
2.金融資産が一定額以上あること
FX口座開設では金融機関の利用状況などを調べられるわけではなく、選択型質問形式の自己申告となっています。無職の方が金融資産をゼロで申告すると、審査に落ちる可能性は高いです。金融資産はゼロで申告しないことが重要なポイントです。
年収もない金融資産もない、ということは無理な投資をしようとしているとFX会社に判断されます。しかし、だからといって嘘の申告はおすすめできません。そのような状況でFXを始めるのは無理があるからです。
金融資産が一定額以上、資金的に余裕がある状況でFXを始めることが大切です。
3.投資資金の予定額は妥当な金額で
また、ほとんどのFX会社にて申し込む際に投資資金の予定額が質問事項にあります。金融資産の金額に見合った投資資金を申告することが大切です。
例えば、無職で金融資産が100万円、投資資金の予定額が200万円だと信憑性に欠けます。金融資産額の50%以下の投資資金が妥当だといえます。申告した投資金額以上の投資をしてはいけないということではありませんので、常識的に妥当だと思える金額で申し込むようにしましょう。
4.複数のFX会社に申し込んでおく
無職の方でさらに金融資産が100万円以下の方は、複数のFX会社に申し込んでおく方が安心です。
FX会社によって審査基準が異なるため、金融資産が30万円でも審査に通る場合、通らない場合が考えられます。どのFX会社なら少額の金融資産でもOKなのかが正確にはわかりません。比較的審査が緩いと思われるFX会社を複数選んでおきましょう。
5.FXのリスクを理解している
FXなどの金融商品の取引にあたっては必ず損失のリスクを理解しているかどうかの確認があります。FX会社はリスクを理解していることを確認することが義務づけられています。法律的にリスクを理解していない人に口座開設することができない仕組みになっているのです。
申し込む際には、外国為替証拠金取引に関する様々な規約や説明書への「確認・同意」が求められます。「確認・同意」をチェックする欄がありますので、チェック漏れがないよう気をつけておきましょう。
無職でも開設できるFX口座はここ!
SBI FXトレード
SBI FXトレードはSBIグループが運営するFX会社です。SBIグループは口座数・預かり残高では国内でトップクラスの大手なので安心です。
1万通貨までのスプレッドが米ドル/円の場合で0.27銭と最狭レベルで、業界で1,2位を争う狭さとなっています。ただ、50万通貨を超えるとスプレッド設定が広くなるので注意が必要です。スワップポイントは低めにはなりますが、情報コンテンツが多彩であることや、キャンペーンの充実度などで人気があります。
SBI FXトレードのおすすめポイント
SBI FXトレードは18歳以上の未成年・高校生でも申し込める数少ないFX会社の1つです。審査結果が出るのに3,4日以上かかり、他社よりも時間がかかるようですが、金融資産・年収の審査が比較的に緩いと思われます。未成年の申し込みには法定代理人の同意が必要ですが、学生や主婦、無職の方でも審査に通りやすいとの定評があります。
最低取引通貨数も1通貨から取引可能、初回入金金額の規定もなく、わずか4円から始めることができます。少額取引ができるFX会社として有名です。
みんなのFX
みんなのFXはトレーダーズ証券が運営しているFX会社です。トレーダーズ証券は1999年設立、日本で初めてオンラインFXを開始、システムトレードやバイナリーオプションでも人気があります。
スプレッドが狭めでスワップポイントも高め、取引ツールがシンプルで使いやすく、サポートやセミナーも充実していて総合力で評価されているFX会社です。大手ではないので知名度の点で若干劣るものの、口座数や預かり残高では比較的に規模が大きいのが特徴です。通貨ペア数や約定力が他社にやや劣る点がデメリットとなります。
みんなのFXのおすすめポイント
みんなのFXは法定代理人の同意があれば18歳以上の未成年でも口座開設が可能で、おそらく審査基準は緩めだと判断できます。未成年でも申し込めるということは、無職でも審査に通る可能性が高いです。初回入金金額の規定はなく、1,000通貨からの取引が可能です。最低資金は4,000円と少額から始めることができます。
未経験で年収が30万円以下、金融資産が30万円以下、無職の方でも口座開設できたという情報が複数のサイトにて報告されています。
LIGHT FX
LIGHT FXもトレーダーズ証券が運営するFX会社です。2018年に設立された新しいFX会社ですが、スプレッドの狭さやスワップポイントの高さ、初心者でも使いやすいツールで人気を集めています。
気軽に始めることができるようにと、わかりやすさを重視してFXのみに特化しているのが特徴です。ただ、デモトレードが用意されていないので、最初からリアルトレードで開始することになります。
LIGHT FXのおすすめポイント
18歳以上の未成年でも申し込み可能で、学生や主婦、無職でも審査に通りやすいと評価されています。審査に通る自信がない方でもLIGHT FXなら大丈夫だとの声が聞かれています。
1,000通貨から取引できるので少額から始めることが可能です。まだ新しいFX会社なので、キャンペーンも頻繁に開催するなど顧客獲得に力を入れています。ハードルが低いことが期待できるFX会社です。
マネーパートナーズ
マネーパートナーズは楽天グループの株式会社マネーパートナグループが運営するFX会社です。東証1部上場で信頼性の高いFX会社であるのが特徴です。
スプレッドの狭さと約定力の高さで人気があります。取引ツールがやや高度で使いづらいとの声も聞かれていますが、手厚い電話サポートがあるので安心です。
マネーパートナーズのおすすめポイント
マネーパートナーズのnano口座は100通貨から取引が可能です。1,000通貨以下で取引ができるFX会社はごくわずかですので、比較的に審査も緩いのではないかと思われます。年収・金融資産が少ない方、学生や無職でも口座開設しやすいとの定評があります。
初回入金金額も規定なしで、たったの100円から始めることができます。資金額のハードルがもともと低いため、未成年は口座開設できないものの20歳以上であれば無職でも申し込んでおきたいFX会社だといえます。
FXTF
FXTFの運営会社はゴールデウェイ・ジャパン、DMM証券が運営するFX会社です。東証1部上場、口座数ではトップクラスの規模です。
FXTFは国内では珍しくMT4を採用していて、他にもチャート予想など高度なツールが利用できることが最大のメリットです。スプレッドも狭め、約定力も高く、トレード環境を重視したい方に最適なFX口座です。
FXTFのおすすめポイント
20歳以上であれば無職、学生、主婦の方でも口座開設できます。FXTFでは、取引説明書にて「年収・金融資産が30万円以上であること」と明確に申し込み基準を公開しているのが特徴で、ハードルは低いといえます。無職でも30万円以上の金融資産があれば審査に通る可能性が高いです。
1,000通貨から取引可能で、初回入金金額の規定もありません。MT4が使えるFXは国内にはほとんどないことや、金融資産の基準が明確にされている点がおすすめポイントです。
まとめ
今回は無職の方がFX口座開設の審査に通るポイントや、おすすめのFX口座をご紹介していきました。申し込む際にポイントさえ抑えておけば、無職の方でも問題なく口座開設できることがわかりました。
審査に受かるための重要なポイントは
- 審査が緩いと思われるFX会社を選ぶこと
- 金融資産がゼロではないこと
- 投資資金が妥当な金額であること
- 複数のFX会社に申し込むこと
- FXのリスクを理解していること
以上を抑えておけば、ほぼ問題なく口座開設して頂けるでしょう。