FXするなら充実したチャートソフトを用意しておきたいもの。FXチャートソフトやアプリは数えきれない程の種類があります。
トレードの勝率を上げるためにチャート分析・テクニカル分析はFXでは必須です。ほとんどのトレーダーはチャート分析に多くの時間を費やしていることでしょう。利便性や機能性に優れていてさらに無料で使えるFXチャートソフトやアプリがあれば助かりますよね。
無料で使えるおすすめFXチャートソフト・アプリ!
FXチャートソフトやアプリには、
- FX会社が提供するもの
- FXメディアが提供するもの
- ソフト・アプリ会社が提供するもの
など様々なタイプがあります。
無料で使えるソフトやアプリは多い
FXチャートソフトやアプリはそれこそ数えきれない程あるので、何を選べばいいのか情報を調べるだけでも大変です。
それぞれのソフトやチャートには必ずメリット・デメリットの双方を備えているものです。ですから、効率よくチャート分析を行っていくためには、最低でも2,3種類のソフトやチャートを併用するのがおすすめです。
無料で使えるソフトやアプリも最近は増えていますので、ぜひそれぞれのトレード法に合ったものを選んでいきたいですよね。
選び方のポイント
では最初に、FXチャートソフト・アプリを選ぶ際のポイントをいくつかご紹介しておきましょう。
1.まずは1つ使ってみる
まずは、気になるソフトやアプリを1つ使ってみることをおすすめします。
ひとまずは、何か1種類をソフトやアプリを使ってみないと自分がどんな機能を求めているのか判断の基準がありません。
例えば・・・
- 1分足は表示できるけれど30秒足が表示できない→ 秒速表記のチャートが欲しい
- 複数画面でチャート比較ができない → 複数画面でチャートを比較したい
- 描画ツールが少ない → 描画ツールを充実させたい
- スピード注文の機能が欲しい → スピード注文ができるソフトを使う
- ニュース配信が少ない → ニュース配信を増やしたい
などなど・・・
2. 重視したい機能を書き出しておく
もう1つのソフト選びのポイントは、重視したい機能をあらかじめ書き出しておくことです。
チャートソフトの機能は大まかに、
- 時間足や表示期間の種類(分足、日足、月足、3カ月、5年、10年以上など)
- 表示できるチャート画面数
- ズーム機能やその他アレンジ機能
- 比較チャート機能
- インジケーターの種類
- 発注機能の有無(スピード・ワンタッチ発注など)
- 取り扱いの通貨ペア
- 情報配信の有無
など・・・
3.使う端末に合わせて選ぶ
また、それぞれのソフトやアプリはPC向け、スマホ向けなど種類があります。どの端末で使いたいのか決めておくようにしましょう。
PCでは快適に使えても、スマホではいまいち利便性が悪いなどといったことも起こりがちです。(その反対のケースもあります)
FXチャートソフト・アプリ3選!
それでは、無料で使えるおすすめのFXチャートソフト・アプリをご紹介していきます。
GMOクリック証券 プラチナチャートプラス
最初にご紹介しておきたいのがGMOクリック証券のチャートソフト、プラチナチャートプラスです。
チャート分析にこだわりたいトレーダーにおすすめ
チャート分析、テクニカル分析に徹底的にこだわりたいトレーダーに好評のチャートソフトです。初心者は使いこなすまでに時間がかかるかもしれませんが、基本的な機能は簡単操作で見やすい画面なのでおすすめです。中級者以上のトレーダーならぜひ備えておきたいツールの1つ。
プラチナチャートプラスの特徴と機能
- ブラウザーを複数起動することができる
- 38種類のテクニカル分析
- 25種類の多彩な描画ツール
- チャートウィンドウが16画面表示
- ニュース機能
プラチナチャートプラスの特徴は以上のような機能になります。では使える機能について詳しく解説していきます。
複数のブラウザーを起動
プラチナチャートプラスはブラウザータイプで複数の起動が可能です。チャート画面は大まかに4つのウィンドウを組み合わせてあります。プライスボード、チャート、ニュース、経済カレンダーを同時に表示できます。
レイアウトは自由に設定できるのでチャートのみを表示させたり、サイズを変更したり、不要なウィンドウを削除できたりと便利です。
38種類のテクニカル分析
テクニカル分析にこだわりたいトレーダーに嬉しいのが38種類の豊富なインジケーターが完備されていることです。
移動平均線、指数平滑移動平均線、RSI、MACD、ボリンジャーバンドなどトレンド系・オシレーター系で人気のインジケーターを手法に合わせて選択できます。上記のようにチャート画面だけを表示して分析画面として使えます。
多彩な描画ツール
プラチナチャートプラスは多彩な描画ツールにて満足のいく分析が行えます。
トレンドライン、サークル、トライアングル、バーティカルライン、チャネルライン、フィボナッチパターン、五角形チャート、ギャンライン、コメントや矢印の挿入など25種類の機能にて徹底した分析が可能になります。
チャートウィンドウは16画面表示
チャートウィンドウは最大で16画面までの表示が可能です。この機能は他ではなかなか探せないので重宝します。チャート画面一覧にて比較できるのでトレードに有利です。
また、1つのチャートにその他の通貨ペアやNYダウなどの主要市場のチャートを追加できる機能があります。株式や国債の流れを読みながらのトレードも可能です。
ニュース機能
チャート分析を行いながら、経済ニュースを見ることもできます。カレンダーで主な経済指標の発表日時が確認できるので、相場が急変動するタイミングを逃すことがありません。
表示されたニュースはクリックすると詳細が読めるようになっています。
おすすめ点・注意点
プラチナチャートプラスなら納得のツールが無料で使い放題です。徹底的にチャート分析を行いたいトレーダーにかなりおすすめのツール。
チャートのことがよくわからない初心者でも勉強できるのでおすすめですが、最初は使い馴れるまでに時間がかかるかもしれません。ある程度、チャートの見方に馴れてからの導入がおすすめです。
DMM プレミアチャート
次にご紹介するのはDMMのプレミアチャートです。
見やすさにこだわりたい方におすすめ
DMMのプレミアチャートは、複雑な機能はいらないからシンプルで見やすいチャートソフトを使いたいトレーダーにおすすめです。
プレミアチャートはブラウザー起動型でFXとCFDに使えるチャートソフトです。
プレミアチャートの特徴と機能
- 簡単操作で設定が自由にできる
- チャートは6画面まで表示
- CFD全銘柄と比較できる
- アラート機能
- スマホのチャートアプリ
ではそれぞれの機能を詳しく解説していきます。
簡単操作で自由に設定
DMM プレミアチャートの魅力は操作が非常に簡単でシンプルな点にあります。基本的に表示できるのは、プライスボードとチャートです。
利用できるインジケーターは、移動平均線、回帰トレンド、一目均衡表、RSI、MACDなどの29種類です。描画ツールは、トレンドラインや水平線、垂直線、フィボナッチパターンなど13種類。好きなように設定してシンプルでわかりやすいチャートが利用できます。
チャートは6画面まで表示
チャートは1枚を大画面で見たり、2画面、3画面と最大で6画面まで表示が可能です。
ワンタッチの切り替えボタンにて素早く表示チャートの選択が可能です。お気に入り通貨ペアの登録・管理も簡単でアイコンを動かすだけで追加・削除することができます。
お気に入りに登録しておけば、複数のチャート表示も初心者でも簡単にできます。シンプルな表示でひと目で相場確認をしたい時には非常に便利です。
CFD全銘柄と比較できる
DMMのプレミアチャートでは、取り扱い20種類の通貨ペアに加えて、日経平均やダウなどの主要株価、さらに原油や金などのCFD商品のチャートを表示させることができます。わかりやすい折れ線グラフにて、株価やコモディティ価格との相関性を調べることができてトレードに役に立ちます。
アラート機能
プレミアチャートでは充実したアラート機能が備えられています。
希望のレートを設定しておくと、チャート画面にポップアップや音声で通知してくれます。アラートの設定画面は、チャート画面からでもワンプッシュ操作で表示させることが可能です。チャート上にアラートマークが出てきてドラッグするだけでも設定できます。
スマホのチャートアプリ
また、DMMでは見やすくてわかりやすいスマホのチャートアプリが定評です。チャートのみのシンプルな画面をスマホ全体に拡大して見ることができます。
表示させるものを最低限に調整できるので、小さな画面でも相場の動きがわかりやすかったり、チャート分析が行えたりと利便性が高いアプリです。スマホをメインにチャートアプリを使いたい方は、DMMのアプリがいいでしょう。
スマホアプリのダウンロードはこちらです。
おすすめ点・注意点
プレミアチャートの一番のおすすめ点は操作性と画像の見やすさです。全く初心者から多数のツールを使いこなす中・上級者まで幅広く愛用されているチャートソフトです。
ヒロセ通商 LIONチャートプラス
次にご紹介するチャートソフトは中級者以上の方におすすめのヒロセ通商のLIONチャートプラスです。
圧倒的な通貨ペア数で中級者以上におすすめ
ヒロセ通商では通貨ペア数が50種類と国内では最大規模のFX会社。米ドルやユーロなどのメジャーな通貨以外でも、ポーランドズロチやハンガリーフォリントなど多彩なペアから選べます。多方面に取引したい中級者以上のトレーダーには嬉しいチャートソフトです。
LIONチャートプラスの特徴と機能
- 50種類の通貨ペア
- チャートのカスタイマイズが充実
- 豊富な分析ツール
- 注文機能が充実
- 圧倒的な情報配信数
これらの機能について詳しく見ていきましょう。
50種類の通貨ペア
米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、カナダドルなどの主要通貨は大抵のFXチャートソフトで取り扱っています。中級者以上になると、ちょっとマイナーな通貨ペアの取引を好むトレーダーも結構いるようですが対応するソフトを探すのが困難ですよね。
LIONチャートプラスで取り扱うマイナーな通貨ペアには、米ドル/香港ドル、ユーロ/シンガポールドル、NZドル/スイスフラン、ノルウェークローナ/円など50種類のチャートが利用できます。
チャートのカスタマイズが充実
LIONEチャートプラスの大きな特徴は、チャートの表示方法が非常に充実している点です。
時間足だけでも、ティック、10秒足など14種類から選択できます。チャートの種類はローソク足、ライン、ポイント&フィギュアなど7種類。表示色のパターンもグレーやブルーなど4種類あります。ローソク足の拡大や縮小のワンプッシュで調整可能です。
それぞれ好きなデザインでチャートをカスタマイズしたいトレーダーにはもってこいのチャートソフトです。
豊富な分析ツール
LIONチャートプラスはテクニカル分析機能も豊富に用意されています。
移動平均線は5種類でパラメーターも自由に設定できます。トレンド系は16種類、オシレーター系は15種類。テクニカル指標で条件を設定しておけばシグナルで通知してくれる機能も装備してあります。さらに比較チャートにてその他の通貨ペアを表示させることができます。
描画ツールは10種類程度と平均的ですが。画面は6画面まで表示可能で、ローソク足の本数や高値と安値の差額など自動で計算してくれます。
27種類の注文機能
チャート画面にて注文ボタンを押すと、注文ボードがポップアップされてそのまま注文することもできます。ヒロセ通商では27種類の注文方法が選択できることも魅力の1つです。
成行き、指値・逆指値はもちろんのこと、OCO注文、IF‐DONE注文、IF‐COC注文、トレール注文、ストリーミング注文、時間指定成行き注文など、それぞれのトレード手法に応じた注文方法が選択できます。
圧倒的な情報配信数
LIONEチャートプラスでは、分析や取引を行いながら随時進行される経済指標を表示することができます。重要な指標の発表を見逃すこともありません。
また、ヒロセ通商の公式サイトでは圧倒的な数のニュース配信を行っています。1日に配信されるニュースは数十本にのぼり、多い時は数分おきに新しい情報が追加されます。情報配信だけでも利用する価値は高いといえるでしょう。
おすすめ点と注意点
通貨ペア数でいけばヒロセ通商は国内でトップクラスのFX会社です。メジャーな通貨以外の取引を展開していきたいトレーダーにはぜひおすすめのFXチャートソフトです。
その他おすすめのチャートソフト・アプリ
それでは最後に、FX会社やFX口座とは全く関係ないチャートソフトやアプリを他にも2つご紹介しておきます。
TradingView
おそらく、インジケーター分析や描画ツールにおいてはTradingViewに勝るチャートソフトはないかもしれません。こちらは会員登録さえしておけば、いつでもブラウザー上でリアルタイムチャートにアクセスすることができます。
世界中で取引されている100種類以上の通貨ペア、世界中の金融商品のチャートが見れます。ぜひ、取引ツールと一緒に併用したいチャートソフトの1つです。
楽天証券 MT4
世界のFX会社では一般的なFXチャートソフト、MT4(Meta Trader 4)が楽天証券にて利用できます。MT4を途用するFX会社は国内では非常に稀で、MT4が使えるようになれば世界のFX会社への展開も容易です。
自動売買ソフトを始め、世界中のトレーダー達が独自のトレード法や分析方法を公開しています。膨大な数のテクニカル分析や為替予想が入手可能です。(有料・無料とあります)
まとめ
今回はおすすめのFXチャートソフト・アプリ3選をご紹介しました。ご紹介した3つのツールはどれも独自性が高く、利便性と機能性に優れており人気があります。
初心者の方も、中級者以上の方もチャートソフトに求めるものは人それぞれです。各自のレベルやレード手法に合ったものを選ぶことが大切です。
ぜひ、今回ご紹介したFXチャートソフトをまずは試してみて下さい!
初心者の方でFX会社・FX口座をまだ解説されていない方は、こちらの記事も合わせて参考にして下さい。