プロのFXチャート分析実践講座 「サポートラインとレジスタンスラインとは?サポートライン・レジスタンスラインで勝つための活用法」

FX初心者の方がチャート分析を始めようと思った時に、最初にぶつかるのが「サポートライン、レジスタンスラインとは何か」ではないでしょうか。分析レポートや相場予想などを読むにあたっても、「サポートライン、レジスタンスライン」という言葉は頻繁に出てきます。

「サポートライン、レジスタンスライン」とは、大まかにいうと一定期間における相場の最高値ラインと最安値ラインのことをいいます。このラインを目安に相場は動くと考えられているのです。

自分で「サポートライン、レジスタンスライン」が引けるようになると、トレードタイミングを計る時に大いに役に立ちます。

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今回はFX初心者の方のために、「サポートライン、レジスタンスライン」についてわかりやすく解説していきます。ぜひ、参考にして下さい。

FXテクニカル サポートラインとレジスタンスライン

FXテクニカル サポートラインとレジスタンスライン

サポートラインやレジスタンスラインは、チャート分析では基本的なスキルとなりトレードでは必要不可欠なラインです。

サポートラインとレジスタンスラインが理解できれば、トレードスキルはぐっと向上します。まずは、概要を簡単に見ていきましょう。

サポートラインとレジスタンスラインとは

サポートラインとレジスタンスラインとは

サポートラインとは

サポートラインは、英語のSupportのこと。相場が下がろうとするのをここで支える役割を果たしているため、日本語では支持線と呼ばれることもあります。

相場が下降している時は、サポートラインで反発して上に向かう傾向にあります。「これ以上は下がらないだろう」「この辺りが底だろう」といった安値の目安となります。

レジスタンスラインとは

レジスタンスラインは、英語のResitanceのこと。相場が上がろうとするのをここで跳ね返そうとする役割を果たしています。日本語では、抵抗線とも呼ばれています。

相場が上昇している時は、レジスタンスラインで価格が下がり始める傾向にあります。「これ以上は上がらないだろう」「この辺りが天井だろう」といった高値の目安となります。

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サポートラインとレジスタンスラインを使うのはなぜか

サポートラインやレジスタンスラインを引くのはなぜでしょうか。

  1. トレンド転換の判断材料として使える
  2. 相場が動く値幅を見るため
  3. 上昇・下降のタイミングを計るため

などに使われています。

サポート・レジスタンスを目安にトレード

初心者~プロまで、世界中の投資家がサポートライン・レジスタンスラインを使っています。

ローソク足、ボリンジャーバンドに移動平均線など、どのような分析手法を使うとしても、必ずといっていいほどサポートライン・レジスタンラインを目安にトレードする投資家がほとんどです。

チャート分析では、サポート・レジスタンスを使うことが当たり前となっているため、分析レポートや相場予想でも、サポート・レジスタンスという言葉が頻繁に出てくるのです。

サポート・レジスタンスを目安にトレードする投資家が多い分、なおさら、そのラインにて読み通りに価格が反発したり下がり始めることが期待できます。

サポートライン・レジスタンスラインの基礎知識

それでは、サポートライン・レジスタンスラインの基礎知識を誰にでもわかるように解説していきます。

サポートライン

サポートライン
サポートラインのベーシックなパターンはチャート上に水平に伸びるサポートラインです。

下降トレンドまたは下降したローソク足が上に反転するポイントに線を引きます。

このサポートラインがトレンドが転換するかどうかの重要なポイントとして見ることができます。今後の相場予想において判断の目安になるのです。

  • サポートラインで反発 → 上昇トレンド
  • サポートラインを下回る → 下降トレンド

上記のチャートでは、3回サポートラインで反発した後で大きな上昇トレンドの流れに転換していることがわかりますね。サポートラインの位置はどんどん上に上がっていき、上昇トレンドが形成されています。

もし、このサポートラインで反発しなかった場合は、下降トレンドへと相場が流れを変える可能性が高いのです。

反発する回数が多いサポートラインほど、強力なシグナルとして使うことができます。

レジスタンスライン

レジスタンスライン

今度は、水平にラインを引いたレジスタンスラインのベーシックパターンを見てみましょう。

上昇トレンドまたは上昇したローソク足が下に向かう位置に線を引きます

上図チャートを見てもわかるように、レジスタンスラインにくるたびに価格は下に折り返していますね。レジスタンスラインは上昇トレンドが継続するのか、それともここで反転して下降トレンドに向かうのが重要なトレンド転換のポイントとなります。

  • レジスタンスラインを上に抜ける → 上昇トレンド
  • レジスタンスラインから下に向かう → 下降トレンド

サポートラインで上に向かい始めた相場がレジスタンスラインでどうなるのかを見ます。レジスタンスラインで下に向かい始めたら、再び下降トレンドが始まると見なすことができます。

もし、レジスタンスラインを上に抜けた場合は、上昇トレンドに転換する可能性が高いのです。

そこから下に向かう回数が多いレジスタンスラインほど、強力なシグナルとなり得ます。

レジスタンスライン・サポートラインの引き方

レジスタンスライン・サポートラインは、チャートツールの描画機能にて使うことができます。どこでも線を引きたい場所に、挿入することができます。

いざラインを引いてみようと思っても、最初のうちは、どこにレジスタンスライン・サポートラインを引けばよいのか戸惑うものです。

ラインの引き方をわかりやすくご紹介します。

下降から上昇に転換した場所にサポートライン

下降から上昇に転換した場所にサポートライン

まずは、下降した相場が上昇に転換した場所に水平ラインを挿入してみます。後からいくらでも修正はできますので、だいたいの場所に引いておけば大丈夫です。この位置がサポートラインですね。

上昇から下降に転換した場所にレジスタンスライン

上昇から下降に転換した場所にレジスタンスライン

次に、相場が上昇に向かって今度は下がり始めた場所にレジスタンスラインを挿入します。これで、安値の目安となるサポートラインと高値の目安となるレジスタンスラインが挿入できました。

この価格帯が直近で想定できる値幅となります。

次の動きをサポートとレジスタンで読む

次の動きをサポートとレジスタンで読む

あらかじめ引いておいたサポートラインまで価格が下がってきました。

このチャートの場合はサポートライン付近で苦戦していますね。反発するのか下に下がるのか微妙なところです。そして、とうとうサポートラインを価格は下回りました

ということは、この後も下降トレンドが継続すると読むことができるのです。
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最初のうちは、1か所の反転ポイントにてラインを引く練習をしてみましょう。

数か所の反転ポイントにラインを引いてみる

数か所の反転ポイントにラインを引いてみる

慣れてきたら、数か所の反転ポイントに水平ラインを入れてみて下さい。

反転する位置が微妙にずれていることもありますので、その時は反転が集中している箇所を優先するようにします。あるいは直近の動きを重視したり、ズレがあるちょうど中間あたりに線を引いたりして調整します。

1本1本のラインがそれぞれ、サポート・レジスタンスの役割を果たしくれます。
※その時々の相場の動きに合わせて、ラインをチェック・修正するようにしましょう。

時間足を変えてラインを数本入れてみる

ラインの接点が探しづらい時は、チャートを一旦縮小したり、時間足を変えたりすると、ラインを引く場所がかわかりやすくなります。

例えば、日足を使ってトレードしたいけれど、ラインの場所が分かりづらい時は、週足に変えてさらに縮小してみます。

週足を縮小してレジスタンス・サポートを挿入
週足を縮小してレジスタンス・サポートを挿入

そうすると、トレンドが下に向かうポイントや上に向かうポイントがいくつか出てきますので、どこが重要なラインになるのか探しやすいですよね。目立つ部分に何本がラインを引いておきます。これが週足ペースで見たトレンド転換のポイントです。

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ここにラインを引かなければならない、という決まりはありませんのできっちり正確に接点を結ぶ必要はありません。投資家ごとに目安とする位置には若干ズレがありますので、概ねのところで引いておけばよいのです。

「だいたいこの辺りで下がる・上がる」といった感じで「そこに決定するのではなく」「あたりを付ける」イメージで引いてみるとすぐにコツが掴めます。

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サポートラインとレジスタンスラインの見方・使い方

サポートラインとレジスタンスラインの見方・使い方

それでは実際に、チャートを見ながらサポートライン・レジスタンスラインをどのように使えばよいのかを解説していきます。

サポート・レジスタンスラインでエントリー

サポート・レジスタンスラインでエントリー

下降トレンドがサポートラインに触れて反発しました。これから上昇トレンドに向かう可能性が高くなります。

サポートラインに触れた後で、価格が確実に上に向かい始めたら「買いエントリー」です。このチャートでは、この後ですぐにレジスタンスラインが待っていますね。もし、ここで価格が下がり始めたら、もとのサポートラインまで下がる可能性がありますので「即損切り」です。

ここで、レジスタンスラインを確実に上に抜けたら、一気に価格が上に向かう可能性があります。このラインを目安に「買いエントリー」することもできます。

※ショートでエントリーしている場合は、ここが「買いエグジット」のポイントですね。

サポート・レジスタンスラインでエグジット

サポート・レジスタンスラインでエグジット

上昇トレンドが横ばいに推移しています。もし、ここで上に反転すれば上昇トレンドが継続すると見ます。このチャートではサポートラインを下に抜けました。ここから下降トレンドが一気に加速する可能性があります。

下に抜けるのを確認したら「売りエグジット」で利確です。下降トレンドが継続した後でサポートラインをさらに下に抜けました。下降トレンドがここから継続する可能性があります。このポイントで「売りエントリー」することも可能です。

確実にサポートラインを超えたのを確認したら「売りエグジット」します。

価格が元に戻り始めたら損切り

サポート・レジスタンスを超えても、予想どおりに相場が上昇・下降に向かわないこともあります。その時は、早めに損切りをして次のチャンスを待ちます。

価格が戻り始めた、と気づいた時点で即損切りです。反対方向に相場が動き出す可能があるので危険です。
しばらく様子を見て、次の動きを見極める必要があります。サポート・レジスタンスラインで反転またはブレイクするタイミングを待ちましょう。
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以上が、サポートライン・レジスタンスラインの基本的な使い方で、売買タイミングを計るのに役に立ちます。

ライン付近に相場が近づくと、待ち構えている投資家が多いため上か下かのどちらかに相場が激しく動くこともあります。稼ぎ時であると同時に、損失リスクも高まるので慎重に見極めるようにしましょう。

応用編 トレンドライン

サポートライン・レジスタンスラインが使えるようになったら、トレンドラインも簡単に使いこなすことができます。

トレンドラインとは

上昇・下降に向かう相場の高値と安値を斜めの線で結んだラインのことです。

上昇の時は下値のライン、下降の時は上値にラインを引いてトレンド転換のタイミングを読みます。

応用編 トレンドライン

赤色の線が下降トレンドに引いたトレンドラインです。青色の線が上昇トレンドに引いたトレンドラインです。上値に引いたトレンドラインはレジスタンスラインとしての役割を果たしています。下値に引いたトレンドラインはサポートラインとしての役割を果たしてます。

下降トレンドに引いたレジスタンスラインを上に抜けたら、上昇トレンドに転換するシグナル
上昇トレンドに引いたサポートラインを下に抜けたら、下降トレンドに転換するシグナル

応用編 チャネルライン

チャネルラインとは

高値と安値の両方に斜めの線を引いて、サポートとレジスタンスの位置を確認する分析方法です。

下値に引いた線をサポートライン、上値に引いた線をレジスタンスラインとして活用できます。

応用編 チャネルライン

チャネルラインを引いておけば、概ねのところでどれくらいの価格帯で上昇・下降に向かうのか目安をつけることができます。チャネルラインはエントリー・エグジットのタイミングを設定する上でも役に立ちます。

チャネルラインのレジスタンスを上に抜けたら上昇トレンド
チャネルラインのサポートを下に抜けたら下降トレンド
チャネルラインのエントリー・エグジット例
チャネルラインのエントリー・エグジット例

上昇トレンドに切り替わるのを確認したら、サポートライン付近でエントリーしておきます。予想通りに上昇に向かった場合はチャネルラインを引いて上昇トレンドが継続するのか、下降トレンドに切り替わるのかを読むことができます。

  • Aの方向に抜けたら上昇トレンドが継続
  • Bの方向に抜けたら下降トレンドが継続
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というように、サポートライン・レジスタンスラインはその他の分析手法でも重要な役割を果たしています。

サポートライン・レジスタンスラインがわかるだけで、チャート分析の幅がぐっと広がるのです。ちなみに、チャネルラインについて以下の記事で詳しく解説していますので、参考にして下さい。

勝つためのサポート・レジスタンストレード手法

勝つためのサポート・レジスタンストレード手法

サポートライン・レジスタンスラインでトレードする時には、複数の分析手法と組み合わせることが勝つためのコツです。

なぜなら、

サポート・レジスタンスが教えてくれるサインが時には間違っていたり、判断が微妙な局面もあるからです。

そこで、おすすめなのが移動平均線を組み合わせたトレード手法です。

移動平均線と組み合わせたトレード手法

代表的な移動平均線の分析手法にゴールデンクロス・デッドクロスがあります。

ゴールデンクロス・デッドクロスとは、移動平均線の短期・中期・長期の3本ラインを使った売買シグナルのことです。

移動平均線 ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線 ゴールデンクロスとデッドクロス
ゴールデンクロス

ゴールデンクロスとは、短期線が中期・長期線を下から上に抜けることをいいます。ゴールデンクロスが形成されると上昇トレンドが始まるシグナルと見ることができます。

デッドクロス

デッドクロスとは、短期線が中期・長期線を上から下にに抜けることをいいます。デッドクロスが形成されると下降トレンドが始まるシグナルと見ることができます。

移動平均線について詳しく知りたい方はこちら

エントリー・エグジットのテクニック

エントリー・エグジットのテクニック

赤:短期線 青:中期線 黄:長期線

Aの箇所では、サポートラインから相場は反発。ちょうど移動平均線はゴールデンラインを形成しようとしています。レジスタンスを上に抜けた時に短期線は中期・長期線を抜けました。上昇トレンドへの可能性が高まります。2つのシグナルを確認したら「買いエントリー」します。

サポート・レジスタンスのみを基準にすると微妙な部分も結構あるのですが、移動平均線で確認すると短期戦は中期・長期線の上部にあります。まだ下降のサインを見せていません。しばらく保有してみます。

Bの箇所にくると、レジスタンスを抜けきらず価格は下がり始めています。短期線も中期線まで下がり始めています。上昇の勢いが弱まっているようです。短期線が下に下がり、サポートラインを下回ったところで「売りエグジット」で利確です。

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以下の記事では、サポートライン・レジスタンスラインがわりに使えるインジケーター「ピボット」をご紹介しています。

挿入すると自動でサポートライン・レジスタンスラインが表示されます。ぜひ参考にしてみて下さい。

まとめ

まとめ

今回は、FXのチャート分析で初心者が戸惑いがちなサポートラインとレジスタンスラインについて解説していきました。

サポートラインは相場の安値に線を引いたもの → そこから価格が上に反転する傾向にある

サポートラインから上に反転すると上昇トレンドのシグナル、下に抜けると下降トレンドの継続と見ることができます。

レジスタンスラインは相場の高値に線を引いたもの → そこから価格が下に反転する傾向にある

レジスタンスラインから下に反転すると下降トレンドのシグナル、上に抜けると上昇トレンドの継続と見ることができます。

この2つのラインの仕組みがわかるだけでも、トレードの仕方は随分と変わってくるものです。どんなに高度な手法を使おうとも、サポート・レジスタンスは基本となります。

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ただ、サポート・レジスタンスのみではシグナルとして十分ではありません。ローソク足や移動平均線などその他の手法と組み合わせて使うのがベスト。早速試してみて下さい。

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