FXで勝つためにはチャート分析、テクニカル分析をしっかり行い為替予想をしていくことが欠かせません。チャート分析を行うにあたってはFX会社が提供するツールや他にも単独でインストールできるソフトやアプリもあります。
いかに正確なチャート分析を行うかは、それぞれ利用するソフトやアプリの機能によります。また、トレーダーのレベルや要望によっても使いやすいツールが異なります。
チャート分析が行えるソフトやアプリをそれこそ数えきれない種類がある中、何がよいのか迷ってしまいます。
FXチャート分析ができるソフト・アプリ
相場予想のためにFXチャート分析を行う方法は、それぞれのレベルや意向に合わせて大きく4つのレベルに分けることができます。
- 大まかな相場動向分析
- ローソク足チャート分析
- チャネルライン・チャートパターン分析
- インジケーターを用いたテクニカル分析
上記のようなチャート分析に加えて、相場はファンダメンタル的な要素からも左右されていきますが、ここではチャート分析に焦点をあてて解説していきます。
4つのレベルに合わせてチャート分析ソフト・アプリを選ぶ視点が変わってきます。
チャート分析ソフト・アプリを選ぶポイント
どのツールがチャート分析に最適なのかは、4つの分析レベル、あるいは個人的な意向によって様々です。それぞれどのような視点で選ぶべきなのか、ポイントを抑えておきましょう。
1.大まかな相場動向の分析
FX初心者なら、まずは大まかな相場動向の分析ができるツールを重視した方がよいです。例えば、今上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのか大まかな流れを掴むことで、相場予想を行い売買タイミングを図ることができます。
もちろん、そうしながらもチャート分析方法を学んでいかねばなりません。分かりやすさ、見やすさを重視するとともにチャート分析の基礎知識が学べるソフトやアプリがおすすめです。
2.ローソク足チャート分析
テクニカル的なことはよくわからないけれど、ローソク足を使った分析が多少できる初心者は多いでしょう。ローソク足分析を重視して相場予想を行いたい方は、ローソク足表示が見やすいものやローソク足チャートのカスタマイズが充実しているもを選びましょう。
また、ローソク足分析に関する情報が多彩なソフトやアプリを選ぶと役に立ちます。
3.チャネルライン・チャートパターン分析
レジスタンスライン、サポートライン、チャーネルライン、各種チャートパターンを使って綿密な分析を行いたい方は、いかに描画ツールが充実しているかがツールを選ぶポイントになります。
使えるラインの種類やコメント挿入の有無、チャートのカスタマイズ機能などを重視していきましょう。
4.多数のインジケーターでテクニカル分析
中級者以上になると、数種類のインジケーターを使って高度な分析を行うトレーダーも増えてきます。
テクニカル分析を徹底していきたい方は、言われるまでもないでしょうが利用できるインジケーターの種類や数を重視すべきです。描画ツールやその他の機能への要望は、トレーダーそれぞれの意向によって変わってくるでしょう。
おすすめのFXチャート分析ソフト・アプリならこれ!
FXチャート分析ソフト・アプリを選ぶなら、現在どんな分析方法を使っているのか(あるいは使えるのか)を明確にしておくと選びやすくなります。さらに、今後はどのような分析方法に力を入れていきたいのかによっても選ぶツールは異なります。
大まかな相場動向を分析するならこれ!
見やすく、分かりやすく、操作が簡単なFXソフト・アプリには以下のようなものがあります。
マネーパートナーズ クイック発注ボード
超初心者の方にとって、FXトレードで第一の障壁となるのがチャートソフトの使い方がよくわからないということです。口座を開設したい、取引を始めてみたい、チャート分析を始めてみたい、そう思っても多くの取引ツールやチャートソフトの外観を見ただけで、怯んでしまう方は多いでしょう。
そんな初心者のわかりづらい、という悩みに応えてくれるのがマネーパートナーズのクイック発注ボードです。
特徴・機能
この発注ボードはもともとはスピード発注のために使われる簡易型のチャートソフトで、マネーパートナーズのFX口座を開設している方ならインストールしなくてもWEB上で無料で使える発注機能です。
チャートをひと目で確認するために作られているツールなので、画面表示は1画面のみで、機能も数えるくらいしかありません。
相場の動きを簡単に分析するだけなら、この発注ボードがチャートソフト代わりに使えます。取引ツールの壁にあたりがちな初心者でも簡単に相場分析ができると好評です。この発注ボードは究極の簡単チャートソフトだといえます。
使い方・考え方
口座開設したら、それぞれの会員専用アカウントからクイック発注ボードにアクセスできます。画面は上記の1画面のみですから、複雑な機能に悩まされることもありません。
一番上から、口座情報エリア、為替レートの情報エリア、チャートエリア、発注エリア、通貨ペア別照会エリアとなっています。
チャートエリアの使い方
チャート設定を行うボタンは10個で、設定方法も至って簡単。設定ボタンでどんなことができるのか見ていきましょう。
①時間足の設定
ティック、一分足から月足まで10種類の時間足が選択できます。
②テクニカル指標
移動平均線、ボリンジャーバンドなど代表的なインジケーターは8種類のみとシンプルです。
https://www.moneypartners.co.jp/support/tools/quick-order-board.html
③Bid(売り)ASK(買い)
現在の売値と買値がチャートに表示できます。
④チャート種別設定
ローソク足ラインチャートなど表示方法を選択します。
⑤トレンドラインの設定
水平線やトレンドラインの設定ができます。
⑥日付・時間・四本値
マウスポイントで指定した位置のデータが確認できます。
⑦Y軸が固定できます。
⑧過去にさかのぼったチャートを元に戻します。
⑨X軸のレンジ設定ができます。
⑩チャートから発注できます。
クイック発注ボードの考え方・活用方法
このチャート分析ツールなら、大まかな相場の流れが初心者でも簡単操作で分析していけます。1画面のみで表示される情報が限定されているので、今回初めてチャート分析を行う方でも理解しやすい内容になっています。
チャート分析ソフトの種類は多いですが、基本的な仕組みはどれも大体同じです。まずは、この分析ツールを使ってチャートソフトの仕組みに馴れることができます。
中級者以上の方でも、手早く相場の流れを掴みたい時には便利に使って頂けます。
マネーパートナーズのクイック発注ボードの詳細はこちら
ローソク足チャート分析ならこれ!
ローソク足チャートが見やすく大きく表示できるFXソフトには以下のようなものがあります。
上記のチャート分析ツールの中でも、ローソク足チャートの見やすさや操作のしやすさから選ぶならDMMFXのプレミアチャートがとくにおすすめです。テクニカル分析指標や描画機能も充実しているので、今後の分析でも何かと重宝します。
DMMプレミアチャート
DMMプレミアチャートならシンブルなローソク足の表示から、本格的なテクニカル分析まで幅広く対応できます。とくにローソク足チャートの表示がシンプルで見やすいのが大きな特徴です。
特徴・機能
DMMプレミアチャートの特徴や機能は、
- DMMFXの取引ツールからアクセスできる
- 最大6画面まで表示できる
- チャートの設定やカスタマイズが自由自在
- 29種類のテクニカル指標
- 充実した描画ツールとアラーム機能
など。
DMMプレミアチャートは、DMMFX口座のPC取引ツール「DMM FXPLUS」「DMMFX STANDARD」から起動させることができます。
DMMプレミアチャートの使い方
ローソク足チャートを拡大して見たい時は、画面の「+ −」ボタンまたはマウスのポインターから簡単に拡大縮小が行えます。
チャートの背景やローソク足の色もそれぞれ見やすいように設定することができます。
ローソク足の色設定ができるのは以下の項目です。
- チャートの背景上部・下部
- ローソク足 陽線・陰線
- ローソク足 枠色
- ローソク足 十字線
他にもトレンドラインや各種インジケーター、比較線の色の設定もして頂けます。時間足別、通貨ぺア別、テクニカル指標別にマルチ画面で表示できたりと、快適な環境にてローソク足の分析が可能です。
DMMプレミアチャートの詳細はこちら
DMMスマホアプリ
今はほとんどのFX会社でスマホアプリを提供していますが、画面が小さいだけにやや見づらくなるのが一般的です。DMMスマホアプリなら小さい画面でもチャートのみを拡大して表示できるので、隙間時間や外出先での簡単な相場チェックやチャート分析に最適です。
特徴・機能
DMMスマホアプリの特徴・機能は、
- 最小限に抑えられた機能で操作がシンプル
- チャートのみの表示が可能
- 最大4画面まで表示できる
- テクニカル指標・描画ツールも充実
- マーケット情報・ニュース配信機能
- 入出金からスピード発注まで操作できる
など。
チャートの色設定はダークかライトの2パターンです。
DMMスマホアプリの使い方
スマホにDMMスマホアプリをインストールするだけで、基本的なチャート機能は口座開設しなくても無料で使って頂けます。
1画面から4画面への切り替えも上記赤枠のボタン1つで簡単に操作できます。画面は縦全画面と横全画面にて表示可能で、チャート設定から表示する通貨ペア、時間足、テクニカル指標の設定が可能です。ローソク足は最大で幅0.8㎝近くにまで拡大できるので細部のローソク足を見逃すこともありません。
DMMスマホアプリの考え方・活用方法
DMMスマホアプリは、メインで使うチャートが他にあって補足用のツールとして使うのがおすすめです。あるいは外出した際やパソコンを離れた時用にインストールしておくと手軽で便利です。
本腰を入れてチャート分析するならPC版の大きな画面の方が確かにわかりやすのですが、トレーダーの中には、モニターを増やしたくても予算上で増やせない方もいるでしょう。そんな時に、DMMスマホアプリを完備しておけば、PC画面をみながら細部のローソク足をチェックしたり、時間足別、通貨ペア別で比較したりできます。
DMMスマホアプリのインストールはこちら
DMMスマホアプリの詳細はこちら
チャネルライン・チャートパターン分析ならこれ!
サポートライン、レジスタンスライン、チャネルライン、各種チャートパターン分析を行いたい方は描画ツールを重視してFXソフトを選びたいものです。各種ソフトやアプリによって使える描画機能がそれぞれ異なります。
描画ツールの種類が多いるFXソフト・アプリは、
- 外為オンライン FXチャート 15種類
- デューカスコピージャパン 23種類
- Meta Trader 4、5 拡張無制限
- GMO プラチナチャート 25種類
- GMO FXプライムチャート 27種類
など。
ここでは、FXでは知名度も高く、さらに上級者向けのテクニカル分析機能に優れたFXプライムチャートを詳しく解説していきます。
GMO FXプライムチャート
FXプライムチャートは、GMOクリック証券が運営するFXプライムで使えるFXチャートソフトです。FXプライムは国内では約定率の高さでナンバーワン。上級者でも納得できる取引ツール・情報サービスにて評価の高いFX会社です。
FXプライムの口座を開設すれば、誰でも無料で使って頂けます。
FXプライムチャートの特徴と機能
FXプライムチャートの特徴と機能は、
- 27種類の多彩な描画ツール
- 54種類の圧倒的なテクニカル指標
- 最大9画面表示
- ログイン不要でハイスピード注文
- 経済レポート・セミナー情報が豊富
など。
FXプライムチャートの使い方
FXプライムチャートはインストール不要で、会員専用アカウント「マイページ」からWEB上で利用できます。
ホーム画面のメニュー「レイアウト」「全体設定」のページにてチャート表示の設定ができます。分割画面やレート一覧の表示、チャートの種類など要望に合わせて選択します。
チャート画面を表示させたら、赤枠の描画ボタンを押すと描画ツールがポップアップされ、使いたいツールの選択・描画が行えます。
トレンドラインやチャネルライン、矢印の挿入や円・四角・三角形の挿入も自由自在で、チャートパターン分析が容易になります。加えて7種類のフィボナッチパターン、3種類のギャンパターンの描画も使えます。コメントの挿入もできるので、効率よく分析情報が管理していけます。
FXプライムチャートの考え方・使い方
FXプライムチャートは多彩な機能を搭載しているため、中級者以上でチャートソフトに馴れたトレーダー、すでにパターン分析などを行っているトレーダーにおすすめではあります。
初心者の方は、操作がやや複雑で使いこなすのに手間取る方もいるかもしれません。ただ、情報配信や学べるコンテンツが非常に充実しているので、これからテクニカル分析を学びたい初心者にはうってつけだといえます。
FXプライムチャートの詳細はこちら
多数のインジケーターでテクニカル分析ならこれ!
中級者以上のトレーダーになると、多数のインジケーターを用いて高度なテクニカル分析を行う方が増えてきます。現在のFXチャート分析ソフトでは物足りないと感じている方も多いのではないでしょうか。
より多くのインジケーターが使えれば、それだけ厳密な分析が可能となります。
途用するインジケーターの種類が多いFXソフト・アプリは、
- ヒロセ通商 LIONチャートプラス 30種類
- セントラル短資 プログレッシブチャート 31種類
- GMOプラチナチャートプラス 38種類
- GMOFXプライムチャート 54種類
- Meta Trader4、5 拡張無制限
- デューカスコピージャパン 200種類以上
など。
ここでは、200種類以上のインジケーターが使えるデューカスコピージャパンのFXチャートソフト「JForex」について詳しくご紹介していきたいと思います。
デューカスコピージャパン JForex
デューカスコピージャパンは、スイス銀行が提供するFXサイトで国内に日本支店を構えているFXサイトです。通常の国内FX業者のように日本語版で利用できます。
小スプレッドで48種類の通貨ペアを扱っていて、高度な分析ツールを提供していることから徐々に知名度を高めているFX会社です。デューカスコピージャパンのFX口座で使える取引ツールが「JForex」で、他にもMT4でも取引ができます。
JForexの特徴と機能
JForexはFX口座を開設した会員なら誰でも無料で使えるFXチャートソフトです。インストール版とWEB版のどちらかを選ぶことができます。
JForexの特徴と機能は、
- 裁量取引と自動売買の選択ができる
- チャートは4画面表示
- 200種類のテクニカル指標
- 23種類の描画ツール
- チャートパターンの検出機能
- 発注、入出金、口座管理などができる総合取引ツール
など、より高度なテクニカル分析を行いたいトレーダーにとって嬉しい機能が満載です。
JForexの使い方
チャート画面にインジケーターを表示する方法は2つあります。ナビゲーター欄のインジケーターメニューから追加したいインジケーターの選択ができます。また、チャート画面の上部にあるメニュー「More」からも追加できます。
ベクトル加算、アリゲーター、ベア・ブルパワー、コモディティチャネルインデックス、ヒルベルト変換、ケルトナーバンド・・・・200種類のインジケーターを使ってあらゆる視点からの分析が可能です。
しかも、特定のチャートパターンやローソク足組み合わせの検出もできるのがこのツールの凄いところです。
JForexの考え方使い方
テクニカル分析を徹底的に活用していきたいトレーダーは、ぜひ導入しておきたいFXチャートソフトの1つです。初回入金金額は1万円、取引単位も1,000通貨なので口座開設のハードルは低いといえます。
チャート分析ツールを使うためだけに、口座をひとまず解説しておいても損はないでしょう。もちろん、取引したい方はJForexを日常使うの取引口座にする方法もあります。
取引ツールの性能は業界最高水準の高さになるので、初心者の方は他の簡単なツールである程度学んでからの方が使いやすいでしょう。
デューカスコピージャパン JForexの詳細はこちら
以下の記事では、10種類のFXチャートソフトの基本スペック・機能を詳しく公開しています。ぜひ参考にして下さい。
また、補足ツールとして非常に利便性が高い、高機能のツール「TradingView」に関する情報がこちらからご覧になれます。基本機能は無料、Webで簡単に使えますのでお気軽に試してみて下さい。
まとめ
今回は、FXチャート分析ソフト・アプリ5選を厳選してご紹介いたしました。トレーダーそれぞれのレベルや意向に合わせて選びやすいように、分析方法を4つのレベルに分けてチャートツールを解説していきました。
それぞれのチャート分析ソフトには、様々な機能がついていますがすべての機能を理解して使いこなす必要はありません。要は、何を調べたいのか、何を見たいのか、どんな分析に力をいれていきたいのか、要望に応えられる機能があるかどうかが重要なポイントになります。
今回の記事を参考に、それぞれにとって最強の武器となるチャートソフトをぜひ見つけてみて下さい。