FXを副業にして毎月一定の収入を稼ぐことも可能です。専業にしているトレーダーもいます。FX初心者がFXを副業とするには時間はかかりますがトレードのコツさえつかめば実現できない話ではありません。
毎月の目標額によって難易度は異なり、副業を始めようと検討しているのであればFXも選択肢の1つです。最近では副業と掛け持ちで働く人も増えてきています。副業としてFXを捉え、取引を始めた方が勉強にも熱が入り上達も早いです。何しろ、仕事としてトレードするわけですから心構えが違ってきます。
FXは副業にできる?
本業とは別で、副収入を得るために副業を持つ人が増えてきています。多種多様な就業形態があり、短時間や単発の仕事、日払いの仕事、期間限定の仕事、パートタイムにアルバイト・派遣、と実に多彩な副業を探すことができます。
副業を始める理由
副業を始める理由は、
- 本業の収入だけでは足りない
- 副業で貯蓄分を稼ぎたい
- ローンの返済が間に合わない
- 副業で実績や経験を積みたい
- 光熱費分だけでも稼ぎたい
- 旅行資金や留学資金を貯めたい
- 起業や独立の資金を貯めたい
など色々あるでしょう。
副業でいくら稼ぎたい?
といったように、副業で稼ぎたい金額も様々だと思います。
副業を探す方法
そこで通常は、副業といえばネットやフリー情報誌の求人情報から仕事を探しますが、近年注目されているのが、Webライターやデータ入力、テレコミュニケーターなどの在宅勤務です。
在宅勤務なら時間にとらわれずに自由に取り組めるものも多く、本業を持つ会社員には最適な副業です。
FXは副業にできる!
在宅勤務と考えた時に見逃しがちなのが、FX・株式などの投資です。FXや株式ならオンラインで取引が可能。在宅勤務の1つの選択肢として見なすことができます。しかもFXは24時間取引できますのでまさにうってつけの副業だといえます。
投資によって、毎月一定の収益が確保できるのであれば、稼ぎたい金額にもよりますが十分に副業として成り立ちます。
FXを副業にすることは可能です。
副業トレーダーとは
デイトレードや数日単位の短期取引を重ねて収益を得る方法です。中長期の投資と並行して取引をする場合もあります。副業トレーダーの場合は、毎日取引を行わない人も多いです。
主収入を得る手段が他にあり、空いた時間を活用して収益を狙います。
専業トレーダーとは
専業トレーダーの場合は、数分、数時間単位のごく短い取引を重ねて収益を狙います。時には、ほんの数秒の取引になるケースもあり、速さと取引量の多さが重視されるトレード法になります。
専業トレーダーには、証券会社や銀行などのディーラーから独立した人や、5年~10年以上の豊富な投資経験を持つ熟練者がほとんどです。
副業トレーダーのメリット
空いた時間で効率よく稼げる
FX初心者が副業としてFXトレードを行う一番のメリットは、24時間いつでも空いた時間を活用できる点です。世界のどこかの為替市場がオープンしている限り日本でも取引が可能です。
FXの副業トレーダーになれば本業を持ちながらでも、空いた時間を活用して自分のペースで働くことができます。
通常の副業ではスケジュールの調整が困難
通常の副業ではシフトをこなすことが困難になるケースも多いです。本業が繁忙期になれば思うように副業に時間を割くことができません。仕事以外の理由から、一旦決めた時間に勤務できないこともあるでしょう。
最悪の場合は、スケジュール的に無理をしてしまい体調を崩してしまう場合もあります。病気で仕事ができなくなれば本業にも支障を来たしてしまいます。
平均時給よりも稼げる
アルバイトやパートの平均時給は関東・東海・関西の3大都市圏で1,051円です。これは、あくまでも実質の勤務時間に対する時間給です。しかし、職務につくためには移動の時間、就業準備などに多くの時間が費やされています。短時間勤務でも休憩時間が引かれることすらあります。
FXの副業トレードなら、自宅にいながら数時間で数千円以上を稼ぐことができます。トータルの時間効率で1時間1,050円以上になる可能性は高いです。
ドル/円で利益を出す例
例えば、ドル/円で考えた場合、1円動くには日数がかかりますが0.2円(20Pips)程度動くことは数時間でもあり得ます。
つまり、取引量や為替レートの動きによっては1時間で数万円の利益を出すことも夢ではありません。数時間や数日、短期間でも高い収益につながるのがFX副業トレードの魅力です。
人間関係や職場環境に悩まされない
そして、もう1つの副業トレーダーのメリットは、在宅勤務ですから人間関係や職場環境に一切悩まされることがない点にあります。
せっかく仕事を見つけても、人間関係などのトラブルから転職せざるを得ない状況に陥ることは度々あります。
しかし、FXなら全くその心配はありません。仕事中(トレード中)は上司も部下も同僚もいません。何をするにも1人で自由です。辞めるのも継続するのも自分の意思で判断していけます。
何歳になってもできる
さらにFXを副業として確立できたなら、年齢にリミットがないのも大きなメリットです。60代、70代、80代であろうと相場を読む能力やPCの操作に問題がない限り、半永久的に働くことができます。
しかも、FX取引は体力をほとんど要しません。高齢になって体力が著しく低下したり、足腰に支障が出たりしても全く取引には支障はありません。極端な話で指さえ動けば取引することができます。
老後の収入源としても期待できる息の長い仕事だといえます。
副業トレーダーのデメリット
収入が不安定
FXの副業トレーダーの最も大きなデメリットは、収入が不安定だということです。
予定以上に大きく稼げる月もあれば、損失を出してしまう月もあります。FXは大きく稼げる分リスクも高く、大きな損失を出す可能性があります。ある程度の収入が約束されているその他多くの仕事とは異なり、必ず収入が得られるとの保証がありません。
万が一、収入が得られなかった時のために、他からの収入や蓄えがあることが重要なポイントとなります。とくに毎月の生活費の1部をFXで賄う場合は注意が必要です。
今すぐ始められない
初心者にとって副業FXを開始するためには、知識や経験を得るための時間が必要です。どれくらいの時間がかかるかは個人差があり、一概にはいえませんが、やり方のコツを掴むのに数か月~1,2年はかかるでしょう。
また、取引をいざ始めたとしても初心者はすぐに利益が出せるとは限らないものです。まずは少額の取引から始めて、経験を積んでいかねばなりません。
今すぐ副業で収入を得たい人は、FXではもどかしく感じるかもしれません。
チャート分析や情報収集に追われる
FX取引は、取引時間だけが業務に費やす時間ではありません。むしろ、取引時間よりもチャート分析や情報収集に多くの時間や手間がかかるものです。
スケジュールの調整はしやすいのですが、リサーチに多くの時間が取られる可能性があります。時給換算した時にわずか数百円になってしまうこともあるでしょう。
同時に複数の商品をトレードした方が効率がよい
時間効率を高めるためには、常に複数の銘柄・商品に投資を行っておくことです。異なる通貨ペア、その他の投資商品でも同一の情報にて対応できることも多々あります。
同時進行で複数のポジション、複数の投資商品を取引した方が時間効率が高くなります。本業をしながらの副業トレードでは効率よく情報を管理していく工夫が不可欠です。
収益額によっては確定申告が必要
FX副業トレードのもう1つのデメリットとは、支払う税金が増える可能性があることです。FXから得た収入は、年間のトータルの収益額によっては課税対象となり確定申告が必要になります。
個人での取引だから金額によっては確定申告はバレないのでは?と思う人もいるでしょう。しかし、たまたま何かのタイミングでバレた時が大変です。ペナルティとして余計に税金を払わされてしまいます。
確定申告漏れのペナルティ
確定申告漏れのペナルティは以下のようになります。
- 無申告加算税 → 税額が50万円以下の場合15%、50万円超える場合は20%が追加で課税
- 延滞税 → 納期限から2カ月以内年率7.3%、それ以降は年率14.6%
- 悪質な脱税→その申告漏れが悪質だと判断された際は、別途で40%追加される
といった内容になっていますので、必ず確定申告はしておいた方がいいのです。
初心者のFX副業トレードの始め方
副業トレードを始める大まかな流れは以下のようになります。
- FXの基礎を学ぶ
- FX取引を実践する
- 副業として収益が確保できるか検討する
- 本格的に副業トレードを開始する
副業トレードを始める流れと注意点
1.FXの基礎を学ぶ
FXのことを何も知らない初心者が、今日思いついて、明日からトレードを始めるといったわけにはいきません。FXはハイリスク・ハイリターンの投資法です。
まずは、FXの基礎をしっかりと学んでおくことが大切です。FXの基礎を学ぶ際には、「経済・金融・投資」「為替取引の仕組み」「FXのやり方」この3つのポイントから学んでいくといいでしょう。
FXの勉強法がわからない方はこちらの記事を参考にしてみて下さい。
2.FX取引を実践する
FXの基礎をしっかりと学んだら、いよいよFX口座を開設してと取引を始めます。最初のうちは、リスクを抑えるために少額からの取引がおすすめです。
小さな取引で小さな利益を重ねていくことが成功のコツです。上手に資金管理、トレードスキルの向上を目指すためにトレードレポート・トレード日記を必ずつけるようにして下さい。
FX口座を開設する際にはこちらのランキング情報を参考にして下さい。
3.副業として収益が確保できるか検討する
取引の回数を重ねてきたら、実際の損益状況はどうなのかを定期的に確認していきます。利益が一定の比率で出せるようになるまでの期間は個人差があるでしょう。
数か月~2、3年程度は研修期間として、様子を見る程度の小規模な取引がおすすめです。副業として一定の利益を狙う場合は、取引規模を大きく切り替えていきます。
副業として本格的なトレードに切り替える目安は・・・
- 短期間でも利益が出せるようになった
- 損失よりも勝てる回数が増えてきた
- 取引量を増やせば1カ月で数万円稼げそうだ
- 独自のトレード手法が確立されてきた
副業とするからには、毎月一定の収益を出さなければなりません。別で副業を探す際にかかる手間や時間、面接のやり取り、そして、往復にかかる時間や手間・時給などから、どちらの方が効率よく稼げそうかを判断します。
4.本格的に副業トレードを開始する
FX取引をした方が、他に副業を探すよりも効率が良さそうだと判断した場合は、運用資金と取引量を増やして短期間でも一定の利益が得られるようにシフトしていきます。
毎月、一定の利益を出すためには1日~1週間単位で利益を確定していく必要があります。副業としてトレードするには、とにかく今日の利益、今週の利益、今月の利益を重視した取引を行っていきます。
副業FXで会社にバレない方法
安定した収益がFXから得られるようになれば、FXも立派な副業と見なすことができます。ただ、FXが副業と見なされるのであれば、副業が禁止されている会社ではバレた時に問題ですよね。
会社に副業FXがバレるケース
FX会社・FX口座の利用、銀行口座の残高、マイナンバーなどからFX副業が会社にバレることはありません。確定申告後に住民税が課税される段階で別の収入があることがバレてしまいます。
住民税の内訳に、申告分離課税としてFXの収益が記載されてしまうからです。
住民税の納付方法を変更する
住民税から会社にバレないようにする方法は、住民税の納付方法を変更することです。住民税の納付方法は、「特別徴収」と「普通徴収」の2つの方法があります。
特別徴収
特別徴収では、給与と雑所得(FXの収益)が合算されたうえで、会社に住民税の決定通知書が届いてしまいます。この住民税の通知書によって、会社に副業FXがバレることになります。
普通徴収
普通徴収で住民税を支払う場合は、住民税の通知書が自宅に届くことになり会社に副業FXがバレません。
普通徴収にて住民税を支払う方法は、確定申告の際に住民税の納付方法を普通徴収で選択しておくことです。この方法であれば、ほぼ100%会社にバレることはありません。
まとめ
今回はFX初心者が副業トレーダーになるメリット・デメリットを詳しく解説していきました。いかがでしたでしょうか。FXはしっかりと基礎を学んでやり方のコツさえ掴めば、半永久的に一定の収入を得ていくことが可能なのです。
初心者がいきなり今すぐFXの副業トレーダーになることは不可能ですが、これはFXに限らずどんな仕事でも一緒です。何らかの専門知識や専門技術を要する仕事に就くには、基礎を勉強したり、経験を積んだり、資格を取ったりと時間を要しますよね。
FXも全く同じことで、FX取引で継続して収益を得ていくにはある程度の知識と経験が必要になってくるのです。
しかし、ひとたびFXで稼ぐテクニックが身に付けば、在宅勤務で自由な副業が実現できます。FX取引が副業と呼べる日を目指して、今日から早速勉強を始めていきましょう!