MT4が使える国内FX会社を公式記載で確認|MT5への移行も整理
国内FXのMT4対応を公式ページの記載で確認しました。楽天証券・FXTF・外為ファイネストがMT4を掲載する一方、OANDA証券は2026年11月27日取引終了後に提供終了と告知。口座とプランで自動売買の可否が変わる点も確認日つきで整理します。
当サイトが2026年10月13日に各社の公式ページを開いて確認した範囲では、取引プラットフォームとしてMT4(MetaTrader 4)を掲載していたのは楽天証券(楽天MT4)、FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン)、外為ファイネストの3社でした。OANDA証券はMT4の記載を残していますが、東京サーバーのMT4は2026年11月27日(金)の取引終了後に提供を終了すると告知しており、新規注文は2026年9月25日(金)の取引終了後に停止したと書かれています。
ここで注意したいのは、「MT4対応」という記載が、そのまま「口座を開けばMT4でEAを動かせる」という意味にはならないことです。同じ会社の中でもプランによってプラットフォームが変わり、自動売買の可否も分かれます。口座そのものが2つに分かれる会社もあります。
この記事では、6社の公式ページに書かれているプラットフォームの記載と、OANDA証券が公表した終了日、外為ファイネストが公表しているMT4とMT5の取引ルールを並べます。操作感や表示の軽さは比べません。当サイトは全社の口座でMT4を動かしたわけではないため、使い勝手を点数にできないからです。各社が作った自社ツールの提供形態と対応端末はFXの取引ツール・アプリを比較するで扱っています。
MT4とMT5は、FX会社が作ったツールではありません
MT4とMT5は、MetaQuotesが開発している取引プラットフォームです。FX会社はこれを導入して自社のサーバーにつなぐため、同じ画面とほぼ同じ操作が複数の会社で使えます。会社を変えても使い慣れた画面を持ち越せる可能性があることが、自社ツールではなくMT4を選ぶ理由になります。
MetaQuotesの公式サイトでは、MT4のページタイトルが「外国為替取引とテクニカル分析のためのMetaTrader 4プラットフォーム」、MT5のページタイトルが「外国為替、株、先物のためのMetaTrader 5取引プラットフォーム」でした(2026年10月13日確認)。MT4のページには「アルゴリズムトレードや取引エキスパートアドバイザ」の記載があり、対応する環境としてWindows、Mac OS、Linux、iPhone/iPad、Android、Huaweiが挙げられていました。エキスパートアドバイザ(EA)は、売買の条件をプログラムとして書き、MT4に動かしてもらう仕組みです。
名前が続いているため混同しやすいのですが、MT4とMT5は別のソフトです。MT4の提供を終える会社がMT5を移行先として案内していても、手元のEAやインジケーターがそのまま動くかどうかは、EAごと、会社ごとの条件によります。当サイトはその可否を確認できていないため、ここでは書きません。移行を検討する場合は、使っているEAの配布元と移行先の会社の両方に確認してください。
「MT4が使える」には3つの段があります
公式ページの記載を読むときは、次の3つを分けて見ます。会社がMT4を提供しているか、その口座やプランがMT4に対応しているか、そのプランで自動売買を使えるか、です。この3つは同じページにまとまっていないことが多く、1つめだけを見て判断すると、口座を開いたあとで条件に気づくことになります。
2段目で引っかかりやすいのが口座の数です。楽天証券の楽天MT4のページには、EAを使うには「楽天FX口座と楽天MT4口座を開設していただく必要」があると書かれています。外為ファイネストは、MT4とMT5でデモ口座の申込みフォームが分かれていました。1つの申込みで両方が付いてくるとは限りません。
3段目は、自動売買を使うつもりがある人だけの話ではありません。裁量取引しかしない場合でも、プランの選択を間違えると使えるプラットフォームが変わります。自動売買そのものの選び方はFX自動売買の比較に、動かすために必要な資金の考え方はFX自動売買に必要な資金にまとめています。
公式ページで確認できた6社の記載
当サイトが2026年10月13日に開いた6社について、公式ページに並んでいたプラットフォームの表記をそのまま記録します。要約や言い換えはしていません。
| 会社 | 公式ページに並んでいたプラットフォームの記載 | MT4の記載 | 確認日 |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天MT4(ダウンロード版とMT4 Web) | あり | 2026-10-13 |
| FXTF(ゴールデンウェイ・ジャパン) | FXTF GX/FXTF MT4/FXTF MT5/TradingView | あり | 2026-10-13 |
| 外為ファイネスト | MT4(メタトレーダー4)/MT5(メタトレーダー5) | あり | 2026-10-13 |
| OANDA証券 | メタトレーダー5(MT5)/トレーディングビュー/エフエックストレード(fxTrade)/API | あり(東京サーバーの口座の種類に注釈つきで記載) | 2026-10-13 |
| JFX | MATRIX TRADER/MT5/TradingView | なし | 2026-10-13 |
| みんなのFX | FXトレーダー/Webトレーダー/Webトレーダー デモ版/マイパフォーマンス/FXトレーダー アプリ版 | なし | 2026-10-13 |
「なし」は、そのページにMT4の記載を確認できなかったという意味です。提供していないと断定する意味ではありません。また、この6社は当サイトが今回確認した会社で、国内のすべての会社を調べ尽くしたものではありません。表に無い会社がMT4を提供している可能性は残ります。
FXTFの公式トップページでは、取引システムとしてFXTF GX、FXTF MT4、FXTF MT5、TradingViewが並び、FXTF MT5に「取引スタート NEW」、TradingViewに「FXTF GX 口座連携」の表示が付いていました。MT4は複数の選択肢のうちの1つという位置づけです。なお、FXTF MT4のスプレッドと取引手数料は、今回の確認では該当ページの中身を取得できなかったため、この記事には載せません。金額は公式ページで直接確認してください。
OANDA証券のMT4は、3つの日付で区切られています
OANDA証券は、東京サーバーのMT4について停止日を分けて告知しています。「【重要】MT4サブアカウント作成停止ならびにMT4提供終了に関するご案内」(2026年3月27日掲載)に書かれていた日付は次のとおりです。
同社の「OANDAの口座の種類」のページには、東京サーバーのスタンダードプランのプラットフォームとして「MT5」「MT4 ※3」が並び、注釈として「東京サーバーのMT4用サブアカウントの新規開設は2026年3月27日をもって終了いたしました」と書かれています。つまり、このページにMT4の記載が残っていても、これから新しくMT4のサブアカウントを開く経路は案内されていません。表記が残っていることと、いま申し込めることは別です。
| 区分 | プラン・コース | プラットフォームの記載 | 最小取引単位 | 自動売買 |
|---|---|---|---|---|
| 東京サーバー | スタンダードプラン | MT5/MT4 ※3 | 1,000通貨以上 1,000通貨単位 | 〇 |
| 東京サーバー | 裁量プラン | MT5 | - | × |
| NYサーバー | ベーシックコース | fxTrade、TradingView | 1通貨 | × |
| NYサーバー | プロコース | fxTrade、TradingView | 1通貨 | × |
「-」は今回の確認で記載を特定できなかった項目で、条件が無いという意味ではありません。スタンダードプランの取引手数料は「無料」と記載されていました。同じ会社の同じサーバーでも、プランが変わると自動売買の可否が「〇」と「×」に分かれる点が、この表のいちばん実務的な情報です。
建玉を持ったまま提供終了日を迎える場合の扱いについて、同社の告知は別途案内するとしています。残高だけがある場合は、MT4以外の口座へ早めに資金を移すよう求める記載もありました。終了日の前に、自分の口座がどの状態かを確認しておく必要があります。
自社ツールだけの会社では、MT4のEAは動きません
MT4を前提に情報を集めていると見落としやすいのですが、国内の多くの会社は自社で作ったツールを提供しており、そこにMT4は含まれません。自社ツールの画面でEAを読み込ませることはできないため、MT4で動かすつもりのプログラムを持っている人にとっては、ここが最初の分かれ目になります。
JFXの公式トップページに並んでいた取引ツールは、MATRIX TRADER、MT5、TradingViewでした(2026年10月13日確認)。MATRIX TRADERには新Java版、iPadアプリ、Mac版、iPhone/Androidアプリの記載があります。同社のMT4チャートを案内していたURL(/category/mtinfolink/mt4.html)は、同じ日にHTTP 410を返しました。410は「そのURLはもう存在しない」という応答ですが、応答コードだけでは経緯は分かりません。当サイトはここから終了の理由や日付を推測して書くことはしません。
当サイトが取引条件を記録している13社の自社ツールの名前と提供形態は、FXの取引ツール・アプリを比較するに一覧があります。そこに並ぶツールの多くは、会社ごとに名前も画面も違います。会社を乗り換えるたびに操作を覚え直すことになるため、同じ画面を使い続けたい人がMT4を探すわけです。
なお、TradingViewへの対応はMT4とは別の話です。チャートの表示や分析に使うサービスで、MT4のEAを動かす仕組みではありません。チャート側の設定をどう決めるかはFXのチャート初期設定、指標の組み合わせ方はテクニカル指標の組み合わせで扱っています。
外為ファイネストは、MT4とMT5で取引ルールを分けて公表しています
外為ファイネストは、MT4とMT5それぞれに取引ルールのページを用意しています。同じ会社でもページが分かれているため、どちらのルールを読んでいるのかを意識しないと、条件を取り違えます。公表されていた表記をそのまま並べます。
| 項目 | MT4のページの記載 | MT5のページの記載 |
|---|---|---|
| 取引手数料 | 無料 | 無料 |
| 口座維持料 | 無料 | - |
| 取引可能数量 | 0.01ロット(1,000通貨)単位 | 0.01ロット(1,000通貨)単位 |
| 1ロットの通貨数 | 1ロット=10万通貨 | 1ロット=10万通貨 |
| 1回取引あたりの最大発注数量 | 100ロット(1,000万通貨) | 100ロット(1,000万通貨) |
| 保有可能なポジション上限 | - | 全通貨ペアの売ポジションと買ポジションを合計して200ロット(2,000万通貨) |
| レバレッジ | 個人コースは25倍、法人コースは最大70倍(通貨ペアにより異なる) | - |
| ロスカット | 証拠金維持率が100%になった時点、またはそれを下回った時点 | 証拠金維持率が100%になった時点、またはそれを下回った時点で、評価損の大きいポジションから順に、証拠金維持率が100%超に回復するまで強制決済 |
| 注文の種類 | - | 成行、指値、逆指値、ストップリミット、OCO、IFD、IFO、トレーリング・ストップ |
| 取引時間 | 月曜日 午前7:05 ~ 土曜日 午前6:55(米国標準時)/月曜日 午前6:05 ~ 土曜日 午前5:55(米国夏時間) | - |
「-」は今回の確認でそのページから特定できなかった項目です。取り扱いが無いという意味ではありません。同社の公式トップページには最低取引数量として「最低取引数量は1,000通貨」と書かれており、MT4とMT5のルールページの0.01ロット=1,000通貨という記載と同じ単位でした。
ロット表記は、自社ツール中心の会社と考え方が違います。多くの国内会社は「1,000通貨」「1万通貨」のような通貨数で最小取引単位を示しますが、MT4とMT5では1ロット=10万通貨を基準に0.01ロットと書かれます。同じ1,000通貨を指していても表記が変わるため、注文画面で桁を取り違えないよう、最初に単位を読み替えておいてください。発注する量の決め方はFX会社の総合比較で扱っている最小取引単位の記録とあわせて確認できます。
楽天MT4は、口座が2つに分かれます
楽天証券の楽天MT4のページには、口座開設から取引開始までの流れとして、楽天FX口座の開設、楽天MT4口座の開設、MT4のダウンロード、取引開始の順が示されています。MT4を使うだけで口座の手続きが2回あることになります。
機能としては、自動売買とバックテストの搭載、50種類以上あるテクニカル指標の利用、チャート表示のカスタマイズが挙げられていました。提供形態はダウンロード版とMT4 Web版です。注意として「EAソフトのプログラム記述やEAガイドは弊社カスタマーサポートの対象外」と書かれており、EAの中身については自己責任で扱う前提になっています。プラットフォームが用意されていることと、EAの作り方を教えてもらえることは別だという点は、始める前に押さえておきたいところです。
デモ環境で先に触っておきたい場合は、デモ口座でどこまで試せるかを会社ごとに確認します。デモでできることと本番との違いはデモトレードはアプリでもできるにまとめています。
自分で確認するときの順番
MT4を使う前提で会社を探すときは、次の順で公式ページを開くと、条件の取り違えが減ります。
- 取引プラットフォームの案内ページで、MT4またはMT5の記載があるかを確かめる
- 記載があれば、お知らせ欄で提供状況の変更が告知されていないかを見る
- 口座の種類やプランの一覧を開き、どのプランにMT4が割り当てられているかを確かめる
- そのプランで自動売買が可能と書かれているかを確かめる
- 口座が複数に分かれる場合は、申込みが何回必要かを確認する
- 取引単位がロット表記か通貨数表記かを読み替え、最小の注文量を把握する
- 確認した日付を、会社名とプラン名と一緒に控えておく
2つめを飛ばさないでください。MT4の紹介ページは、ツールの画面写真と機能の説明が中心で、提供終了の告知は別のお知らせ欄に置かれることがあります。OANDA証券の例では、口座の種類の一覧にMT4の表記が残ったまま、新規開設の終了が注釈で示されていました。
記録の見直し時期と、変わりやすい項目
この記事の記録はすべて2026年10月13日の確認です。MT4の提供状況は、いま動いている最中の項目なので、当サイトは30日を目安に見直します。次回の確認予定は2026年11月12日です。
とくに変わりやすいのは次の2つです。1つめはOANDA証券の提供終了で、2026年11月27日(金)の取引終了後という日付が告知されています。この日を越えると、同社の東京サーバーのMT4についての記載は過去のものになります。2つめは、各社のプラットフォーム一覧そのものです。FXTFのFXTF MT5には「取引スタート NEW」の表示が付いており、提供するプラットフォームの構成が入れ替わる段階にあることが分かります。口座を申し込む直前に、もう一度公式ページを開いてください。
出典と確認日の一覧
- OANDA証券「OANDAの口座の種類」(2026年10月13日確認)
- OANDA証券「【重要】MT4サブアカウント作成停止ならびにMT4提供終了に関するご案内」(2026年3月27日掲載、2026年10月13日確認)
- 楽天証券「楽天MT4」(2026年10月13日確認)
- ゴールデンウェイ・ジャパン(FXTF)公式サイト(2026年10月13日確認)
- 外為ファイネスト「メタトレーダー4(MT4)お取引のルール」「メタトレーダー5(MT5)お取引のルール」および公式サイト(2026年10月13日確認)
- JFX公式サイト(2026年10月13日確認)
- みんなのFX「取引ツールとマニュアル一覧」(2026年8月21日取得、2026年10月13日再確認)
- MetaQuotes「MetaTrader 4プラットフォーム」「MetaTrader 5取引プラットフォーム」(2026年10月13日確認)
この記事の更新・確認情報
- 情報の基準日
- 編集部による確認日
- 情報の変動性
- 高(相場・条件が変わりやすい情報)
- 次回確認予定
- 一次情報の件数
- 11件(本文末の参考資料に記載)
金融庁は、外国為替証拠金取引について相場変動、金利変動、流動性、信用、システムなど複数のリスクを挙げています。 ロスカットは損失の拡大を抑える仕組みですが、急変時に証拠金を上回る損失が生じる可能性まで消すものではありません。 「ロスカットがあるから安全」と考えず、取引数量と損切りを先に決めてください。 出典:金融庁「いわゆる外国為替証拠金取引について」
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