FXデモトレードのやり方|登録から注文・決済までを解説
デモトレードの始め方を、登録、画面の確認、注文、決済、振り返りの順に解説します。最初に設定しておく項目と、練習で必ず試しておきたい操作を段階ごとに整理していきます。
デモトレードのやり方は、登録 → 画面の確認 → 注文 → 決済 → 振り返りの順です。本番と同じ流れで進めるほど、移行したときに迷いません。
このページでは、各段階で何をするのかと、最初に設定しておく項目を整理します。会社によって画面は違いますが、確認する内容は共通です。
先に結論:仮想資金の額を本番の予定額に近づけ、注文の種類を一通り試し、損切りを必ず入れて練習します。
3分で分かる要点
| 段階 | やること |
|---|---|
| 登録 | デモ環境に申し込む。会社によっては口座保有が前提 |
| 画面の確認 | 残高・必要証拠金・維持率・評価損益の位置を覚える |
| 注文 | 成行・指値・逆指値・OCOを一通り試す |
| 決済 | 手動での決済と、注文による自動の決済を両方試す |
| 振り返り | 記録を残し、次に確認する項目を決める |
段階1:登録する
デモの利用登録は、氏名やメールアドレスの入力だけで済む場合と、口座開設が前提の場合があります。会社ごとに違うため、公式ページで確認してください。登録すると、ID・パスワードと仮想資金が用意されます。
このとき、仮想資金の額を確認してください。初期値が数百万円に設定されていることがありますが、本番で入れる予定の金額とかけ離れていると、練習になりません。金額を変更できる会社であれば、本番の予定額に近づけてください。
段階2:画面を確認する
取引画面を開いたら、まず数字の位置を覚えます。口座残高、必要証拠金、証拠金維持率、評価損益、余力。この5つがどこに表示されるかを把握しておけば、注文の前後で状況を確認できます。
次に、チャートを自分が使う形に整えます。時間足、価格軸の表示、必要なインジケーター。本番で使う設定と同じにしておくと、移行がスムーズです。
段階3:注文を出す
最初は成行注文で建ててみます。数量を最小にし、通貨ペアと売買方向を確認してから発注します。注文が約定したら、ポジション一覧に表示されることと、必要証拠金が増えて余力が減ることを確認してください。
次に指値注文です。現在の価格から離れた位置に注文を置き、約定を待ちます。約定しないまま時間が過ぎることも含めて、指値の性質です。続いて逆指値で損切り注文を入れ、最後にOCOで利確と損切りを同時に置く操作を試します。
段階4:決済する
決済は2通り試します。ひとつは手動で決済ボタンを押す方法、もうひとつは事前に入れた注文が約定して自動で決済される方法です。後者を試すには、逆指値や指値を現在の価格の近くに置いておく必要があります。
損切り注文が想定どおりに機能するかは、必ず確認してください。本番で最も重要な操作であり、ここでつまずくと損失が広がります。
段階5:振り返る
1回ごとに、日付・通貨ペア・数量・入った理由・決済した理由・損益を記録します。デモの損益は本番の予測になりませんが、決めたルールどおりに動けたかは記録から確認できます。
練習の5つの手順
- デモに登録し、仮想資金を本番の予定額に近づける
- 取引画面の数字(残高・必要証拠金・維持率・余力)の位置を覚える
- 成行・指値・逆指値・OCOを一通り試す
- 手動決済と、注文による自動決済の両方を試す
- 記録を残し、できた項目と迷った項目を分ける
確認リスト
- 仮想資金は本番の予定額に近いか
- 必要証拠金と余力の位置を把握したか
- 注文の種類を一通り試したか
- 損切り注文が機能することを確認したか
- 決済の操作で迷わなかったか
- 記録を残しているか
練習の記録をどう残すか
記録は、日付・通貨ペア・数量・入った理由・決済した理由・損益の6項目で十分です。重要なのは損益ではなく、入った理由と決済した理由です。この2つを書いておくと、あとから見たときに「決めたルールで動けていたか」が分かります。
理由の欄に「なんとなく」「上がりそうだったから」と書くことになったら、それはルールがない状態です。デモの段階でこれに気づけるのが、記録を残す最大の利点です。本番で同じことをすると、資金が減る形で気づくことになります。
通信や動作の確認もしておく
練習の中で、通信が切れたときや、アプリが落ちたときの挙動も確認しておくと安心です。ポジションを持ったまま接続が切れた場合、注文はサーバー側に残っています。逆に、まだ発注していない入力中の内容は消えます。
この違いを知らないと、本番でトラブルが起きたときに慌てます。すでに出した注文と、出していない注文は別という理解を、デモのうちに持っておいてください。
練習で扱う通貨ペアを絞る
デモでは、通貨ペアを1つか2つに絞ってください。複数を同時に触ると、値動きの理由を追えないまま操作だけが増えます。まずは情報量が多く、値動きの材料を確認しやすいものを1つ選び、その動きだけを見ます。
慣れてきたら、別の通貨ペアで必要証拠金がどう変わるかを確認します。通貨ペアによって1回の値動きの幅も違うため、同じ数量でも損益の振れ方が変わります。この違いを知っておくと、本番で通貨ペアを変えたときに慌てません。
デモで確認できたら本番の初日を設計する
練習が一通り終わったら、本番の初日に何をするかを決めます。入金する金額、取引する通貨ペア、1回の数量、損切りの位置、その日の取引回数の上限。この5つを紙かメモに書いてから始めると、初日から計画どおりに動けます。
初日の目標は利益ではありません。決めたとおりに操作できたかどうかです。金融庁は、FXについて預けた証拠金以上の損失が生じるおそれがあると説明しています。最初の数回は、その前提を体で確認する時間だと考えてください。
練習の頻度
毎日長時間やる必要はありません。1回15〜30分、確認する項目を決めて数日続けるほうが定着します。間隔が空きすぎると操作を忘れるため、本番へ移るまでは短い間隔で繰り返すのが効率的です。
練習の順番を決めておく
やり方が分かっても、何から練習するかで迷うことがあります。順番は、損切り注文の操作、必要証拠金と維持率の確認、注文の種類の使い分け、チャートの設定、の順が実務的です。損失を限定する操作を最初に置くのは、本番でもっとも重要だからです。
この順で1つずつ確認し、できた項目を消していきます。全部消えたら、最小の数量で本番へ移ります。順番を決めずに触ると、得意な操作ばかり繰り返して、苦手な操作が残ります。
つまずいたときの調べ方
操作が分からないときは、会社のヘルプページかFAQを見ます。デモと本番で操作は共通していることが多いため、本番用の説明がそのまま使えます。それでも分からない場合は、会社のサポート窓口に確認してください。デモの段階で聞いておけば、本番で慌てずに済みます。
よくある質問
どのくらいの数量で練習すればよいですか?
本番で取る予定の数量に合わせます。仮想資金が大きいからといって大きな数量で練習すると、本番の感覚とずれます。
デモでも損切りを入れる必要がありますか?
必要です。本番で必ず行う操作なので、練習の段階から入れる習慣をつけてください。
何回くらい練習すればよいですか?
回数ではなく、操作で迷わなくなったかが基準です。目安はデモの利用期間で扱います。
スマホでも練習できますか?
多くの会社がアプリを用意しています。デモトレードアプリの使い方を確認してください。
次に読む
- FXデモトレードとは:できること・できないこと
- デモトレードアプリの使い方:スマホでの練習
- デモで何を練習する?:練習メニュー
この記事の更新・確認情報
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金融庁は、外国為替証拠金取引について相場変動、金利変動、流動性、信用、システムなど複数のリスクを挙げています。 ロスカットは損失の拡大を抑える仕組みですが、急変時に証拠金を上回る損失が生じる可能性まで消すものではありません。 「ロスカットがあるから安全」と考えず、取引数量と損切りを先に決めてください。 出典:金融庁「いわゆる外国為替証拠金取引について」
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