FX口座開設にマイナンバーは必要?提出理由と方法を解説
FX口座開設ではマイナンバーの提出が求められます。国税庁が示す番号確認と身元確認の枠組み、提出できる書類の組み合わせ、撮影して提出するときに注意する点を順番に確認します。
FX口座開設では、マイナンバー(個人番号)の提出が求められます。会社が独自に集めているのではなく、税務の手続きで個人番号が必要になるためです。
このページでは、提出の枠組み(番号確認と身元確認)、使える書類の組み合わせ、提出時に気をつける点を整理します。
先に結論:提出は「番号確認書類」と「身元確認書類」の2つで成り立ちます。マイナンバーカードがあれば1枚で足ります。
3分で分かる要点
| 確認したいこと | このページの答え |
|---|---|
| なぜ必要か | 税務の手続きで個人番号を扱うため。番号制度の枠組みは国税庁が公表している |
| 何を出すか | 番号確認書類+身元確認書類。マイナンバーカードは1枚で両方 |
| いつ出すか | 口座開設の申込み時に、本人確認書類とあわせて提出するのが一般的 |
| 出さない選択 | 提出しないと口座開設の手続きが進まないのが一般的 |
提出の枠組みは2つに分かれる
国税庁は、税務の手続きにおける本人確認を番号確認(その人の個人番号であることの確認)と身元確認(番号の持ち主が本人であることの確認)に分けています。FX会社への提出も、この2つを満たす形で行います。
| 区分 | 書類の例 |
|---|---|
| 番号確認 | マイナンバーカード、通知カード(住民票の記載と一致する場合)、マイナンバー記載の住民票の写し |
| 身元確認 | 運転免許証、パスポート、公的医療保険の被保険者証または資格確認書 |
マイナンバーカードを持っている場合は、番号確認と身元確認が1枚でできます。持っていない場合は、上の2区分から1つずつ組み合わせます。
提出するときの注意
- 通知カードは条件つき:令和2年5月25日に廃止されていますが、記載事項が住民票と一致する場合に限り番号確認書類として使えます
- 被保険者証はマスキング:写しを提出する場合、保険者番号と被保険者等記号・番号の部分を、復元できない程度に塗りつぶすよう国税庁が求めています
- 写しの原本を送らない:国税庁は、確定申告書の添付で原本を送らないよう注意を促しています。FX会社への提出でも、返却されない前提で扱ってください
本人確認とマイナンバー確認は目的が違う
混同されがちですが、根拠となる制度が違います。
| 確認 | 根拠 | 目的 |
|---|---|---|
| 取引時確認(本人確認) | 犯罪による収益の移転防止に関する法律第4条 | 本人特定事項・取引の目的・職業の確認 |
| マイナンバーの確認 | 番号制度(国税庁が枠組みを公表) | 税務の手続きで個人番号を扱うため |
そのため、本人確認書類を出していても、別にマイナンバー確認書類が必要になります。
提出の流れ
申込みの画面で、本人確認書類と一緒にアップロードする方式が一般的です。手順は次のようになります。
- 申込フォームで氏名・住所・生年月日などを入力する
- 番号確認書類(マイナンバーカードなど)を撮影して提出する
- 身元確認書類を提出する(マイナンバーカードの場合は不要になることがある)
- 会社が内容を確認し、不備があれば連絡が来る
郵送で提出する方式もありますが、書類の到着と確認に日数がかかります。
マスキングが必要な書類
国税庁は、公的医療保険の被保険者証の写しを提出する場合、保険者番号と被保険者等記号・番号の部分にマスキング処理を行うよう求めています。塗りつぶしは、番号が復元できない程度に行ってください。
この扱いは税務手続きにおける注意点として示されているものです。FX会社の提出要領でも同様の指示が出ている場合があるため、案内にしたがってください。
「マイナンバーを出したくない」と感じたら
個人番号は、扱える場面が法律で限定されています。目的外の利用は認められておらず、会社は利用目的を公表しています。提出をためらう場合は、次を確認してから判断してください。
- その会社が公表している利用目的(税務手続きに限定されているか)
- 保存期間と、退会時の取扱い
- 問い合わせ窓口
なお、提出を前提に手続きが組まれているため、提出しないまま口座開設を進められないのが一般的です。
番号の変更・再提出
引っ越しなどで住所が変わっても、個人番号そのものは原則として変わりません。ただし、登録情報(住所・氏名)の変更手続きは別に必要です。変更しないままにすると、書類の記載と登録内容が食い違い、出金などの手続きで止まることがあります。
番号を扱う会社側のルール
個人番号は、法律で利用できる場面が限られています。会社は利用目的を特定して公表し、目的の範囲を超えて使うことはできません。提出する側としては、次の3点を確認しておけば十分です。
| 確認する点 | どこで分かるか |
|---|---|
| 利用目的 | 各社のプライバシーポリシー、または個人番号の取扱いに関する公表事項 |
| 保存期間 | 同上。法令で保存が求められている期間がある |
| 問い合わせ窓口 | 公式ページの問い合わせ先 |
提出でつまずきやすい点
- 番号確認書類と身元確認書類を、同じ1枚で済ませようとしてしまう(マイナンバーカード以外では成立しません)
- 通知カードの記載が住民票と違っている(引っ越し後に住所が更新されていない場合、番号確認書類として使えません)
- 画像の一部が切れている(番号の一部が読めないと再提出になります)
いずれも、提出前に確認すれば防げます。とくに引っ越しをした人は、住民票と手元の書類の記載が一致しているかを先に確かめてください。
提出後にやっておくこと
提出が終わったら、次の2点を控えておくと、あとで困りません。
- いつ、どの書類を提出したか(画面の控えやメールを保存しておく)
- 登録した住所・氏名(変更したときに、どこを直すべきかが分かる)
FXの利益は課税の対象です。年間の損益は会社が発行する報告書で確認できますが、申告が必要かどうかは個人の状況によって変わります。当サイトでは個別の税務判断は行いません。判断に迷う場合は、税務署または税理士に確認してください。
会社が個人番号を求めるタイミング
多くの会社では、口座開設の申込みと同時に提出を求めます。ただし、開設後に別途提出する方式や、一定期間内の提出を求める方式もあります。案内にしたがってください。
| タイミング | 起きること |
|---|---|
| 申込みと同時 | 書類の提出が1回で済む。もっとも一般的 |
| 開設後に提出 | 提出まで一部の手続きが制限されることがある |
| 期限までに未提出 | 取引や出金に制限がかかる場合がある |
いずれの方式でも、提出しないまま放置しないことが大切です。制限がかかると、必要なときに資金を動かせなくなります。
提出方法の選び方
撮影して提出する方法が最も早く、郵送は時間がかかります。どちらの場合も、次の点を確認してから送ってください。
- 個人番号の12桁がすべて読めるか
- 氏名・住所・生年月日が読めるか
- 有効期限内か(住民票は発行からの期間に条件がある場合があります)
提出までの5つの手順
- 手元の書類が番号確認と身元確認のどちらに当たるかを分ける
- 足りない側の書類を用意する(住民票の取得など)
- 個人番号の12桁と氏名・住所が読めるように撮影する
- 被保険者証を使う場合は、保険者番号などをマスキングする
- 申込画面から提出し、控えを保存する
提出前の確認
- 個人番号の12桁がすべて読めるか
- 氏名・住所・生年月日が読めるか
- 番号確認と身元確認の両方をそろえたか
- 通知カードを使う場合、住民票の記載と一致しているか
- 被保険者証のマスキングを行ったか
- 提出した控えを保存したか
よくある質問
マイナンバーを提出しないと口座は開けませんか?
提出を前提に手続きが組まれているのが一般的です。提出できない事情がある場合は、申込先の会社に直接確認してください。
提出したマイナンバーは何に使われますか?
税務の手続きに使われます。利用目的は各社が公表しているので、申込み前にプライバシーポリシーで確認してください。
マイナンバーカードは作らないといけませんか?
必須ではありません。番号確認書類と身元確認書類を組み合わせれば提出できます。ただしカードがあると、1枚で両方を満たせるため手続きは簡単になります。
家族の口座に出金することはできますか?
出金先は本人名義の口座に限られるのが一般的です。マイナンバーや本人確認の枠組みと同じく、資金の出どころと戻り先を本人に限定するための扱いです。
次に読む
- FX口座開設の必要書類一覧:書類ごとの条件
- FX口座開設に必要なもの:書類以外の準備
- FX口座開設の審査:提出後の流れ
この記事の更新・確認情報
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