FXのピボットの計算式|7本の線の出し方と「前日」がいつを指すのか

ピボットは前日の高値・安値・終値だけで7本の価格を計算する指標です。P・R1・R2・S1・S2の式は3社で一致し、外側の2本はHBOP・LBOPとR3・S3に呼び名が分かれます。仮の数値で7本を出し、計算の土台になる取引日の区切りも確かめます。

本記事は情報提供を目的としたもので、投資判断を勧誘するものではありません。FXには元本割れのリスクがあります。

ピボットは、前日の高値・安値・終値という3つの数字だけから、当日の横線を計算で出す指標です。起点になるピボットポイントは、外為どっとコムの表記で「(前日の高値 + 前日の安値 + 前日の終値)÷ 3」。残りの線も四則演算だけで出るので、電卓があれば自分で全部計算できます。

自分の目で高値や安値を探して線を引く水平線とは、ここが違います。引く人によって位置が変わる余地がなく、材料の3つが決まれば答えは1つに決まります。それでも、同じ「ピボット」という名前の説明を読み比べると、線の本数が7本だったり9本だったり、いちばん外側の線の名前がHBOPだったりR3だったりします。

この記事では、まず3社の計算式を突き合わせて共通部分を確かめ、仮の数値で7本を実際に出します。そのうえで、名前が分かれるのはどの線なのか、フィボナッチ・ピボットとの関係はどうなっているのか、そして計算の土台になる「前日」が日本時間の何時から何時までを指すのかを各社の取引時間の記載で確認します。自分で高値や安値を選んで線を引く手順はFXの水平線の引き方で扱っています。

計算に使うのは前日の3つの値だけです

材料は前日の高値、安値、終値の3つです。移動平均線のように何十本分ものローソク足を参照したり、FXのRSIの見方のように値上がり幅と値下がり幅を積み上げたりはしません。GMOクリック証券は、ピボットを「RSI(Relative Strength Index, 相対力指数)の考案者でもある米国のテクニカルアナリスト、ジョン・ウェルズ・ワイルダー・ジュニア(John Welles Wilder.Jr)によって考案されたテクニカル指標です。」と説明しています。OANDA証券も考案者をJ・W・ワイルダーとしています。外為どっとコムは考案者には触れず、「別名『リアクション・トレンド・システム』とも呼ばれます」と補足しています。

式を3つの資料で並べると、記号の書き方は違うのに、計算の中身はそろっています。

線 外為どっとコム GMOクリック証券 OANDA証券(MT4版インジケーターの説明)
中心 P=(前日の高値 + 前日の安値 + 前日の終値)÷ 3 P=(前日の高値 + 前日の安値 + 前日の終値) ÷ 3 PP=(前日の高値+前日の安値+前日の終値)÷3
上1本目 R1=(2×P) − 前日の安値 R1=(2 × P) − 前日の安値 R1=PP+(PP − 前日の安値)
上2本目 R2=P + 前日の高値 − 前日の安値 R2=P + 前日の高値 − 前日の安値 R2=PP+(前日の高値 − 前日の安値)
下1本目 S1=(2×P) − 前日の高値 S1=(2 × P) − 前日の高値 S1=PP −(前日の高値 − PP)
下2本目 S2=P − 前日の高値 + 前日の安値 S2=P − 前日の高値 + 前日の安値 S2=PP −(前日の高値 − 前日の安値)
外側 HBOP=(2×P) −(2×前日の安値)+ 前日の高値/LBOP=(2×P) −(2×前日の高値)+ 前日の安値 R3=R1 + 前日の高値 − 前日の安値/S3=S1 − 前日の高値 + 前日の安値 R3=R1+(前日の高値 − 前日の安値)/S3=S1 −(前日の高値 − 前日の安値)

2026年11月3日に各ページで確認した記載です。マイナス記号だけは読みやすさのためにそろえました。OANDA証券のR1は「PP+(PP − 前日の安値)」という書き方ですが、括弧を外すと2×PP − 前日の安値になり、ほかの2社の(2×P) − 前日の安値と同じです。S1も同様で、上1本目から下2本目までの4本は、3つの資料で完全に一致しています。

上側の外側、上側の2本目、上側の1本目、中心、下側の1本目、下側の2本目、下側の外側という7つの位置に対して、外為どっとコム・GMOクリック証券・OANDA証券の3社がそれぞれどの名前を使っているかを並べた対応表の図。外側の2本だけがHBOPとR3、LBOPとS3に分かれ、中心はPとPPに分かれる
橙色の2行が、資料によって呼び名が分かれる線です。間の4本(R2・R1・S1・S2)は3社とも同じ記号で、分かれているのは名前だけで位置も計算も同じです。外為どっとコム、GMOクリック証券、OANDA証券の各解説ページの記載によります(2026年11月3日確認)。

この表の見方として押さえておきたいのは、どれが正しいかという話ではないという点です。線の位置は3社とも同じで、名前の付け方が2通りあるというだけです。詳しくは後の節で、式を展開して確かめます。

仮の数値で7本を出してみます

実際に計算すると、式の性質がはっきりします。ここで使う3つの値は、計算の手順を見せるために置いた仮定で、特定の日の実際のレートではありません。前日の高値を155.00円、安値を154.00円、終値を154.80円とします。値幅(高値 − 安値)は1.00円です。

手順 式に入れる値 結果
1 Pを出す (155.00 + 154.00 + 154.80) ÷ 3 154.60円
2 R1を出す 2 × 154.60 − 154.00 155.20円
3 R2を出す 154.60 + 155.00 − 154.00 155.60円
4 S1を出す 2 × 154.60 − 155.00 154.20円
5 S2を出す 154.60 − 155.00 + 154.00 153.60円
6 R3(HBOP)を出す 155.20 + 155.00 − 154.00 156.20円
7 S3(LBOP)を出す 154.20 − 155.00 + 154.00 153.20円

7本が出ました。これを価格の順に並べると、間隔が均等ではないことが見えてきます。

前日の高値155.00円、安値154.00円、終値154.80円という仮定から計算した7本の価格水準を、価格差に比例した間隔で上から順に並べた図。上からR3(HBOP)156.20円、R2 155.60円、R1 155.20円、P 154.60円、S1 154.20円、S2 153.60円、S3(LBOP)153.20円で、右端に隣り合う線の間隔が0.60円と0.40円で交互になることを記している
左の3つが計算の材料、中央が結果の7本です。右端の間隔を見ると、PからR1までは0.60円、PからS1までは0.40円で、上下が対称になっていません。この例の数値は当サイトが手順を示すために置いた仮定で、実際のレートではありません。式は表のとおり3社の解説ページによります(2026年11月3日確認)。

上下がそろわない理由は、式を見ると分かります。R1 − P は (2P − 安値) − P なので「P − 前日の安値」、P − S1 は P −(2P − 高値) なので「前日の高値 − P」です。つまりPが前日の値幅のどこに位置するかで、1本目までの距離が上下で変わります。終値が値幅の上寄りで終わればPも上寄りになり、上側の1本目までが遠くなります。終値がちょうど真ん中なら、Pは終値と一致し、R1は前日の高値、S1は前日の安値と同じ値になります。

一方、R2 − P と P − S2 はどちらも「前日の高値 − 前日の安値」です。2本目は終値の位置に関係なく、前日の値幅と同じだけPから離れます。前日が小動きだった日はすべての線が密集し、値幅の大きかった日は広がります。ピボットの線の間隔は、当日の値動きではなく前日の値幅が決めている、という性質がここに出ています。

名前が分かれるのは、いちばん外側の2本だけです

外為どっとコムは7本の構成を「HBOP(ハイブレイクアウトポイント)、R2(第2レジスタンスライン)、R1(第1レジスタンスライン)、P(PIVOT、ピボットポイント)、S1(第1サポートライン)、S2(第2サポートライン)、LBOP(ローブレイクアウトポイント)」と並べています。R3とS3という記号は、このページには出てきません。GMOクリック証券は同じ7本をP・R1・R2・R3・S1・S2・S3で書いています。

別の線を指しているわけではありません。OANDA証券は、R3の別名がHBOP、S3の別名がLBOPだと書いています。式を展開しても一致します。

外為どっとコムのHBOPは「(2×P) −(2×前日の安値)+ 前日の高値」です。GMOクリック証券のR3は「R1 + 前日の高値 − 前日の安値」で、R1に(2×P) − 前日の安値を代入すると、2P − 安値 + 高値 − 安値、つまり2P − 2×安値 + 高値になります。同じ式です。先ほどの仮の数値でも、HBOPは2×154.60 − 2×154.00 + 155.00 = 156.20円で、表で出したR3の156.20円と一致しました。LBOPとS3も同じように一致します。

実務でこれが効くのは、別々の資料を見ながら同じチャートの話をするときです。「R3を上抜けた」と「HBOPを上抜けた」は同じ出来事を指しています。逆に、資料にR3という記号が出てこないからといって、その資料のピボットが5本しかないわけでもありません。本数を数えるときは、記号ではなく線の位置で数えると取り違えません。

フィボナッチ・ピボットは、同じ材料を係数で割り付けた別の指標です

外為どっとコムは、通常のピボットに続けてフィボナッチ・ピボットも説明しています。「ピボットを発展させたフィボナッチ・ピボットという指標も用いられます。」とあり、構成は「中心となるピボットのラインのほかに、サポートラインとレジスタンスラインが3本ずつと上下にブレイクポイントがあり、合計9本のラインで構成されます。」です。

材料は通常のピボットと同じ3つで、Pの式も変わりません。違うのは、Pから上下へ離す距離の決め方です。通常のピボットがR1とS1に終値の位置を反映させるのに対し、フィボナッチ・ピボットは前日の値幅に0.5、0.618、1、1.382という係数を掛けるだけで、上下を対称に割り付けます。先ほどと同じ仮定(値幅1.00円、P=154.60円)で並べます。

線 式 仮の数値での値 通常のピボットとの関係
FR4 P +(高値 − 安値)×1.382 155.982円 対応する線はありません
FR3 P +(高値 − 安値)×1 155.60円 R2と同じ式になります
FR2 P +(高値 − 安値)×0.618 155.218円 対応する線はありません
FR1 P +(高値 − 安値)×0.5 155.10円 対応する線はありません
P (高値 + 安値 + 終値)÷ 3 154.60円 同じ式です
FS1 P −(高値 − 安値)×0.5 154.10円 対応する線はありません
FS2 P −(高値 − 安値)×0.618 153.982円 対応する線はありません
FS3 P −(高値 − 安値)×1 153.60円 S2と同じ式になります
FS4 P −(高値 − 安値)×1.382 153.218円 対応する線はありません

式は外為どっとコムの記載、値はこの記事の仮定から当サイトが計算したものです。R2は「P + 前日の高値 − 前日の安値」なので、値幅に1を掛けるFR3とまったく同じ式になります。S2とFS3も同じです。9本のうち2本は、通常のピボットと同じ場所に引かれます。

逆に言えば、残りの線は互いに対応しません。R1とFR1は名前が似ていますが、R1は終値の位置を反映し、FR1は値幅の半分をPから離すだけなので、別の価格になります。この仮の数値ではR1が155.20円、FR1が155.10円でした。どちらの指標を表示しているのかを確認せずに「R1に近づいた」と記録すると、あとから再現できません。

「前日」がいつを指すかは、取引日の区切りで決まります

ここまでの式はすべて「前日の高値・安値・終値」を前提にしています。株式市場なら取引所の立会時間が決まっているので迷いませんが、為替は平日ほぼ24時間動き続けます。どこで1日を区切るかを決めない限り、前日の終値という数字自体が決まりません。

各社の記載を見ると、区切りの基準として示されているのはニューヨーククローズです。OANDA証券の用語集は、ニューヨーククローズを「米国東部時間17時(日本時間の早朝7時。サマータイム中は6時)を、FX市場における1日の区切りとして扱う時刻」と定義しています。GMOクリック証券の取引ルールにも「ニューヨーククローズ時(米国標準時間 / 日本時間午前7:00 米国夏時間 / 日本時間午前6:00)」という記載があり、追加証拠金の判定時点として使われています。

会社・資料 取引時間の記載 1日の区切りに関する記載
GMOクリック証券 FXネオ 月曜午前7:00〜土曜午前7:00(月曜午前7:00〜土曜午前6:00 / 米国夏時間) ニューヨーククローズ時(米国標準時間 / 日本時間午前7:00 米国夏時間 / 日本時間午前6:00)
みんなのFX 米国標準時間は月曜日 AM7:00〜土曜日 AM6:50、米国夏時間は月曜日 AM7:00〜土曜日 AM5:50 日次メンテナンスが火曜日〜日曜日 AM6:50〜AM7:10(米国夏時間はAM5:50〜AM6:10)
OANDA証券 用語集 取引時間のページではないため記載はありません 米国東部時間17時(日本時間の早朝7時。サマータイム中は6時)を1日の区切りとして扱う

2026年11月3日に各ページで確認した記載です。注目したいのは、夏時間と標準時間で区切りが1時間動くことです。GMOクリック証券は米国夏時間の期間を3月第2日曜日から11月第1日曜日までと案内しています。この記載に当てはめると、この記事を公開した2026年11月3日は標準時間の期間にあたります。

日本時間の午前6時から翌日の午前7時までを横軸にしたタイムライン。上の帯は米国標準時間のときの1日分の足が午前7時から翌午前7時まで、下の帯は米国夏時間のときの1日分が午前6時から翌午前6時までであることを示し、両端の午前6時から7時までの1時間が黄色で塗られている
上下の帯で、同じ24時間が1時間だけ横へずれています。黄色の区間に前日の高値や安値が付いた場合、その値が前日の足に入るか当日の足に入るかでPの値そのものが変わります。時刻はGMOクリック証券の取引ルールとFAQ、OANDA証券の用語集の記載によります(2026年11月3日確認)。

切り替わりの前後には、もうひとつ実務上の注意があります。みんなのFXは日次メンテナンスを火曜日から日曜日のAM6:50〜AM7:10(米国夏時間はAM5:50〜AM6:10)と案内しており、区切りの時刻がこのメンテナンス時間帯に重なります。チャートの日足がAM6:50で切れるのかAM7:10で切れるのかは、今回確認したページには書かれていませんでした。ローソク足1本が何時から何時までを表すかという考え方そのものはFXの時間足とは?で整理しています。

GMOクリック証券がFXネオの取引ルールを一覧で掲載している公式ページ
取引ルールのページの引用キャプチャです。上の表に載せた取引時間とニューヨーククローズの時刻は、このページの「取引時間」と追加証拠金の項目に書かれています。画像内のサービス名・ロゴ・商標は各権利者に帰属します。出典:GMOクリック証券「FXネオ 取引ルール(個人のお客様)」。サイトに記録されているキャプチャ取得時の確認日:2026年8月16日。記載の再確認日:2026年11月3日。

使い方の説明では、逆張りと順張りで使う線が分かれています

計算の次は、各社が何を書いているかです。ここでも2社の説明はそろっています。外為どっとコムは「S1、S2、R1、R2の4本のラインは、基本的に逆張りの目安として使います」とし、価格がHBOPやLBOPに達したらトレンド相場に入ったと判断して順張りのトレードを行うと書いています。GMOクリック証券も「逆張り手法では、7本のラインのうちS1・S2・R1・R2の4本のラインを目安として使います」「順張り手法では、7本のラインのうちS3・R3の2本のラインを目安として使います」と書いています。

名前の違いを差し引けば、内側の4本は反転を想定する線、外側の2本は抜けたら追う線という割り当てで一致しています。式の構造を見ると、この割り当ては線の位置と対応しています。R3はR2より「P − 前日の安値」ぶん上、S3はS2より「前日の高値 − P」ぶん下にあり、先ほどの仮の数値ではR3がPから1.60円離れていました。前日の値幅1.00円より広い位置なので、そこへ届いた時点で前日の値幅を超えた値動きになっているという関係です。

有効期間についての記載もそろっています。外為どっとコムは「ピボットは前日の高値、安値、終値をもとに当日の値動きを予想するものであるため、有効なのはあくまでも当日限りです」と書いています。GMOクリック証券も注意点として「ラインが有効なのは当日限り」「単体での利用は難しい」「トレンド相場との相性が悪い」の3つを挙げています。外為どっとコムも「レンジ相場では有効なものの、トレンドが発生している場面では機能しないという点にも注意が必要です」としています。OANDA証券は「Pivotのラインだけで売買するのではなく、ローソク足の形状やトレンド、他のインジケーターなどと組み合わせて判断することが重要です」と書いています。

つまり線は毎日引き直すものとして説明されています。昨日の7本を今日のチャートに残したまま使う前提では書かれていません。

解説ページがある会社でも、そのツールに載っているとは限りません

最後に、実際に表示できるかどうかです。ここは会社ごとに確認が必要でした。

GMOクリック証券はピボットの解説ページを公開していますが、同社のスマホアプリ「GMOクリック FXneo」の操作マニュアルでチャートのテクニカル指標として挙げられているのは、単純移動平均、指数平滑移動平均、ボリンジャーバンド、パラボリック SAR、一目均衡表、スーパーボリンジャー、スパンモデル、平均足、MACD、RSI、DMI/ADX、ストキャスティクス、RCIです。この一覧にピボットの記載は見当たりませんでした。解説があることと、そのアプリで表示できることは別だということになります。

OANDA証券は、MT4とMT5で使えるインジケーターとしてOANDA Pivotを配布しており、設定項目の説明も公開しています。MT5版の説明には、デフォルトでは当日の部分にのみラインを表示する(算出の基準が日足の場合)という記載があります。MT4版の説明には「Timeframe for pivot points」という設定があり、算出の基準にする期間を日足以外にも選べることが書かれています。計算に使う「前の期間」を週足や時間足に変えられるということなので、同じピボットでも画面に出る値はこの設定で変わります。

自分の画面に出ている7本がどの期間を基準にしているかは、表示の前に確認しておく項目です。チャートの表示設定をこれから決める段階なら、FXチャートの初期設定はどうする?で足種と表示期間をそろえてから、インジケーターを足していくと前提がぶれません。

確認できなかったこと

今回根拠にしたのは、FX会社が公開している解説ページ、操作マニュアル、取引ルールのページです。次の項目はいずれのページにも記載がありませんでした。推測で補っていません。

  • ピボットの線に到達したときに反転する確率や、ピボットを使った判断の的中率
  • 各社の取引ツールが、日足をどの時刻で区切って高値・安値・終値を確定しているか(取引時間とニューヨーククローズの定義までは確認できました)
  • 前日が休場だった場合や週明けの月曜日に、どの日の値を「前日」として使うか
  • 7本のうち、どの線が実務でよく使われているかという利用状況
  • フィボナッチ・ピボットの係数(0.5・0.618・1・1.382)がどのような根拠で選ばれているか

よくある質問

ピボットは何本の線ですか

外為どっとコムとGMOクリック証券は、どちらも7本と書いています。中心のP、上下に2本ずつの内側の線、そして上下の外側の線です。同じ外為どっとコムのページで紹介されているフィボナッチ・ピボットは9本です。OANDA証券がMT4・MT5向けに配布しているインジケーターの説明では、PPに加えてR1からR3、S1からS3が挙げられており、こちらも合計7本になります。

R3とHBOPは違う線ですか

同じ線です。OANDA証券は、R3の別名がHBOP、S3の別名がLBOPだと書いています。式を展開しても、外為どっとコムのHBOPとGMOクリック証券のR3は同じ形になります。資料によって記号の付け方が違うだけなので、記号ではなく上から何本目かで照合すると取り違えません。

同じ通貨ペアなら、どの会社でもピボットの値は同じになりますか

式が同じでも、同じ値になるとは限りません。計算に使う前日の高値・安値・終値は、その会社が1日をどこで区切るかで変わるためです。取引時間の記載を見ると、GMOクリック証券は土曜午前7:00まで、みんなのFXは土曜AM6:50までとなっており、日々の区切りの扱いも各社の記載で確かめる必要があります。各社のツールが実際にどの時刻で日足を確定しているかは、今回確認したページからは分かりませんでした。

前日の値さえあれば、自分で計算してもよいのですか

計算自体は四則演算だけなので手元でもできます。ただし、使う高値・安値・終値は自分が取引する会社のチャートから取る必要があります。別の会社のチャートから読んだ値で計算すると、画面に表示されるピボットと手計算の値が合わないことがあります。表示機能があるツールを使う場合も、算出の基準にしている期間の設定を先に確認しておくほうが確実です。

参考資料

この記事の更新・確認情報

情報の基準日
編集部による確認日
情報の変動性
中(サービス・制度の情報)
次回確認予定
一次情報の件数
10件(本文末の参考資料に記載)

金融庁は、外国為替証拠金取引について相場変動、金利変動、流動性、信用、システムなど複数のリスクを挙げています。 ロスカットは損失の拡大を抑える仕組みですが、急変時に証拠金を上回る損失が生じる可能性まで消すものではありません。 「ロスカットがあるから安全」と考えず、取引数量と損切りを先に決めてください。 出典:金融庁「いわゆる外国為替証拠金取引について」

本記事の制度・商品条件に関する記述は、上記の一次情報を基準にしています。一般的な説明と、利用中のFX会社が採用している商品仕様は別のものです。 Lotの定義、証拠金維持率、ロスカット水準、取引時間、スワップの付与方法などは会社ごとに異なる場合があります。 記事内の計算例は仕組みを理解するための仮定であり、現在の為替レートや特定の会社の取引条件を示すものではありません。

制度・取引条件は変更されます。取引前に、利用するFX会社の最新の契約締結前交付書面と取引ルールを確認してください。 編集方針は編集方針、広告の扱いは広告掲載方針で公開しています。